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切磋短歌コミュの河野裕子を読む

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河野裕子を読む

mixiユーザー 2006年12月09日 08:15

どこをどうふらつきをりし魂か目覚むれば身は米とぎに立つ
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（青羽羽衣２６首より　短歌１２月号）

ほんの少しほつれ髪の裕子さんが、和服ですっと霊魂のように、厨に立って米を研いでいる。そんな光景が浮かぶ。
じつは、本人は幽体離脱しているのかもしれない。いや、半分ほどそう思っているのだろう。なんの不思議も無く、妙に現実感のある歌だ。

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