華麗なる妄想恋愛主義の世界コミュの妄想恋愛主義とアンチエイジング

「妄想は人を美しくする」

と、ここではっきりと高らかに宣言させていただきたいと思います。

なぜ、妄想すると美しくなれるのでしょうか？

反対に、妄想する必要の無い、現実世界の恋愛事情が万事うまくいっている（かのように見える）方がいたとします。彼（彼女）は、まず１０人中８人以上が「容姿がいい」と太鼓判を押す美貌を持っており、そのために彼（彼女）の精神的肉体的に満足する恋人が引きもきらずやってきます。

生まれて持った優れた容姿を持つ人は、ここでしかし、自分がたまたま周りから羨望の目で見られる資質を、若い内に使い切ってしまう窮地に立たされることを、突然理解させられる時がやってきます。

なぜならば、もとより容姿に恵まれている人は、恵まれているからこそ、それを維持する必要性を感じることが、恵まれていない人よりも後手に回ってしまうからです。芸能人においてすら、若かりし頃は誰もが溜息をつくほどの人が、今になって一顧だにされないあさましい姿を晒してしまうことでもそれは理解できます。「自分は他人から羨望されている」ということを、年若いうちから感じてしまう人ほど、年老いた時の落差、まだまだ自分は美しいはず、ともがく姿が痛々しく思われるのです。

対して、若いうちから妄想がなければ酸素がないのと同じ、と感じてきた人たちはどうなるのでしょう。

常日頃から、妄想の中の甘い夢を育みながら、それはそれで大変満足しつつ、いずれ来るかもしれない（あるいは永久に来ないかもしれない）妄想の続きを得る為に、現実を勤しみ、妄想が無ければ現実生活が成り立たないと気づいているからこそ、私がかねてよりお話ししている「あまり変わらない人」の究極の目標が遂行されるのです。いつも妄想しているから、いつも変わらない。この千変万化の世において、妄想して常ならぬ夢に身を置くことこそ、落差の少ない老い、あるいは、初めから老いているのでいつまでも変わらない、ということに繋がっていくのだと思います。

妄想は、精神のマルチビタミンです。

コメント(1)

最初
全て
最新の40件

[1] mixiユーザー 07月10日 23:52

正しく『兎と亀の物語』というアーガマに一致する素晴らしい意見です。

誰もが信じて疑わなかった兎の勝利を覆した亀の勝利は、とりもなおさず、「もしかしたら勝負できるかも知れない」という亀の妄想を拠り所として成就したのです。

一方、「もしかしたら負けるかも知れない」と妄想しなかった兎が感受した結果といったら、どうだったでしょうか…。

heavenly師は、正にこのことを易しく註釈しておられるのです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ