《候文》で玉梓を物す会

詳細 2014年2月7日 14:02更新

地球の反対側にでも3秒で電子メールが到達する
この御時世。

匈奴で囚われの身となっている友人からだに、
なお、雁の玉章は届きません。

況や、《候文》の手紙なぞ、
尭舜とともに忽焉として隠没してしまいました。

否！
さりとて、この美風を絶やしてよいものかは…。

成金どもは、いざ、知らず。
いにしえの由ある我々は、忘年会のお誘いにすら、
《候文》のふみを奉りましょう！


《例文》

謹啓　本年も余日少なく相成りさぞかし御繁忙の御事と拝察仕候　降つて弊会儀本年も○○様の格別なる御援助を忝くし会員一同感謝感激申上居候　ついては聊か忘年の祝宴を催し○○様の御厚情を謝し奉りたく御多用中誠に恐れ入り候へども来たる●●日午後六時△△まで御来臨の栄を賜はりたく謹んで御案内申上候
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　頓首


拝復　貴会愈々御繁昌の段慶賀の至りに存じ候　ついては来たる●●日忘年会に御招待賜はり御芳志辱く謝し奉り候　小生の如き何等の力なく御招待など受くる資格これなき儀に候へども折角の思召し有難く喜んで参上仕るべく候　先は御返事のみ如斯に御座候
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　怱々

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