今年は4年ぶりに会社の方針発表会が実施された。
ウィルスがなくなったわけじゃないが、コロナ騒ぎの終わりを感じさせるね。
・犯罪都市 THE ROUNDUP
実話を元にした前作とは異なりシンプルなストーリーとコミカルが強くなった作風で、(韓国映画特有の手斧やナイフによる血生臭さはあるものの)深く考えずに観られるこれぞ王道、これぞ痛快肉弾エンターテインメント。
もはや敗北どころか苦戦すらしないほど磨きがかかり、画面に映れば絶対的な安心感が溢れるマ・ドンソク兄貴の剛腕に木っ端の如く吹き飛ばされる悪党の皆さんは気の毒という他ない。単純な話ゆえ今作単品でも充分に楽しめるが、実はマブリーに劣らず熱い班長とのバディや前作でひよっこだった後輩の逞しい成長、中でも思わぬ再登場となったイス社長の意外な大活躍は前作鑑賞済みだとより感慨深くも笑えるだろう。
純粋なまでに「痛快」を突き詰め尖らせたストイックな美学すら感じるブン殴りエンターテイメントを無防備に堪能しよう。
・プリズナーズ・オブ・ゴーストランド
極めてクレイジーで変な映画。監督の美学なのか「ハリウッドはこういう日本が好きなんだろ?」を安易に詰め込んだだけなのかは知らないが世界観や色彩・美術はところどころ安い部分もありつつも好きだしキャラクターもイカすのだが、クセしかないのにずっとフラットで盛り上がりが皆無でストーリーも支離滅裂な悪趣味アートみたい。
終盤までほぼ何もしないソフィア・ブテラ、最後までほぼ何もしない栗原類もキャラだけは濃いのでやたら記憶に残る。
ケイジと坂口拓が金玉を殴り合う様と、ケイジの金玉が爆破されるシーンだけで元は取れた気がするからいいや。
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