司法史上最悪の、冤罪です

工藤会トップ、2審は無期懲役
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=7783674

まあ、俺は工藤会の友人は居ないし、所謂密接交際者じゃねーけど、地裁の死刑判決から、この裁判には注目してたんだ。

で、結論から先に抜かしちまうけど、高裁の無期懲役判決は、明らかに「冤罪」だよ。しかも「戦後最悪の」と、付け加えてもいい。

要は、コレ、堅気の民間企業に例えれば、「子会社の社員の一人が仕出かした殺人事件で、親会社の会長や社長が、殺人教唆で、逮捕され、死刑や無期懲役の判決が出る」のと、さして変わらんのでな。想像するだけでも、その異常さが浮き彫りに為るんで。

この記事からの引用だけど、「1審で両被告は関与を全面的に否定。両被告が事件を指示したことを示す直接証拠はなかったが」とされてる。

直接証拠すらねーんだよな（呆）、

工藤会トップが、一審の死刑判決で、「後悔するぞ！」と、法廷で叫んだのを、マスコミは「裁判長への、報復を示唆する恫喝」と、捉えたみてーだが、手前には寧ろ、「それでも、法曹関係者なのか？」に映ったもんで。

何せ、「推論だけで下した、死刑や無期懲役判決」なんでなあ。

和歌山の、ヒ素カレー事件の、林死刑囚への判決より、ずっと杜撰さ。あっちは直接証拠無しで、状況証拠だけで、死刑判決を下したのでね。

この国の司法は、「マスコミを通じて、自らの無罪を訴えた人を、挑戦と捉え、逮捕後、極刑を架すのが、常態化してる。

最近では、トリカブト事件の、八木死刑囚とか、連日マスコミ関係者を、手前の店に招いて、逮捕迄「有料記者会見」を開いてたんでね。

工藤会に対する、「特定危険指定暴力団」って呼称は、サツの造語に過ぎない。本当に抗争数が最多なのは、今も昔も「山口組」な。

あっちは、分裂すると、山一抗争の頃からそーだが、「身内同士で、殺し合う」からさ。ま、今もそーだけど。

そして、その工藤会自体も、最早断末魔だ。最盛期1200人を超えた組員も、今では240人。

・・・まあ、俺は、「ヤクザは、早晩、この国から絶滅する」と思う。

自治体の、「暴力団排除条例」は、本当に過酷過ぎるから。

指定団体の組員で、所謂「反社」と認定されたら、即、全ての憲法で保障された人権が、剥奪されるからね。

曰く、銀行口座を持てない。ゴルフ場を利用したり、新車をディーラーで購入出来ず、公共の冠婚葬祭施設が利用出来ず、土建を含む下請け労働者にすら従事出来ない。挙句は、脱退しても、5年間は、困窮しても、生活保護制度すら利用出来ねーとかだが。

そして、彼等と着き合いの有る、個人や法人は、全て「密接交際者」と見做され、社名や実名の公表や、時に「見せしめで逮捕される」と。

これでは、まるで「身分差別」でなあ。

不思議なコトに、この判決に、国内の自称人権派の弁護士達が、殆ど異論を抜かしてねーコトだよ。

現在77歳の被告に、無期懲役判決ならば、当人は間違い無く、「冤罪で獄死する」のだからさ。