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2020年09月21日00:46

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日曜は……

 日曜、午前中にロドスタを引き取り……雨もパラつく天気だったが、こう言う日に限ってタクシーが捉まらず、結局、三ツ沢の坂を上り、マツダ店まで歩いて行ってしまった……疲れた。
 
 クルマを家に置き、出掛けるついでにバイク屋に寄って様子を聞くと……困った事に純正のリヤタイヤがない、と言う。
 サイズは140/60R17、リプレイス用のタイヤもほとんどない。唯一あったのは、レースに使えるようなセミスリックタイヤのみ……うむむ。
 結局、140/70R17のサイズで妥協。(150幅でもよかったが、それでも60扁平がない。150幅で70扁平だと大分外径が大きくなる)
 これで、BSのバトラックス・ハイパー S22を選択し、今回はこれで行く事にした。やれやれ。

 その後、靴(リーガルウォーカー)の修理を依頼したり、などあれこれ。
フォト
 今日の昼は、横浜で、サバ干物定食。

 午後は、ブルク13で映画。今日の映画は、
 「TENET/テネット」。
 これは、「メメント」以来、「インセプション」や「ダンケルク」など、映画の中で“時間”と言うものを巧妙に使って来たクリストファー・ノーラン監督の集大成とも言えるサスペンス映画。
 製作費は2億ドルを超えたと言う超大作で、コロナ禍により公開が危ぶまれていたものの、クリトファー・ノーラン監督は、本作を完全な形で見せられるIMAXでの公開に拘り、劇場公開となった。
 主演は、デンゼル・ワシントンの息子で、「ブラック・クランズマン」主演のジョン・デビッド・ワシントン。共演は、ロバート・パティンソン、ケネス・ブラナー、エリザベス・デビッキ。
  
 ウクライナのオペラハウスでテロ事件が発生――だが、それは偽装テロで、その混乱の中、ウクライナ政府に潜入した工作員を脱出させ、危険な核物質プルトニウム214を持ち出すCIAの作戦だった。
 だが、作戦の最中、CIAの工作員の“主人公”は、敵方に捕らえられ、拷問を受けるが、毒薬を飲んで自決を図る――そして目覚めた“主人公”は、自分が何者かに救助され、生き延びた事を知る。そして、フェイと名乗る男から、新たなミッションを与えられた。
 それは、時間の逆行を可能とする未来からの技術を手にした何者かが、世界を破滅に導こうとしているのを阻止することだった……

 TENETとは、古くはローマ時代の昔からよく知られる、以下回文の中心となる言葉。

 SATOR
 AREPO
 TENET
 OPERA
 ROTAS

 この25文字の回文の中心で、右から読んでも左から読んでも、上下どちらかでも「TENET」と読める。
 映画は、この回文をモチーフとし、この5つの単語を物語に盛り込むと共に、正に回文のように、物語を、そして時間を、遡り、逆転し、正に“挟み撃ち”にして行くのだ。

 物語は、「007」や「M:I」シリーズのようなスパイアクションを基本とするのだが、この映画、そんな物語の骨格としてはありふれたものであるのだが、主人公が戦う方法が、時間の逆行、と言うのだから面食らう。
 私的には、多少予備知識を入れていたので、ついて行けたが、これはなかなか難解で、しかも、クリストファー・ノーラン監督にありがちなのだが、その説明を言葉でするので、台詞で行われるそれを理解しないとならないので大変だ。
  
 物語を結末から、原点に向かって描く「メメント」に始まり、体感時間の差を描いた「インセプション」、異なる時間軸を1本の映画内で並行して描いた「ダンケルク」と、これまでも映画的手法を駆使して“時間”を巧妙に操作して来たクリストファー・ノーランが、「時間とは一方向に向かって流れるもの」と言う概念を覆し、時間の逆戻しと循環する時間を描いた。これに対するSF的な説明として、エントロピーの選択的減少が語られるが、「インターステラー」で理解出来るように、クリストファー・ノーランは科学考証を厳密に行う作家ではない。むしろ、物語や、映像の面白さがあればよしとするタイプだし、そもそも、時間の逆行と言うのは、フィルムを逆回しするだけで実現出来る、映画としては非常に初歩的な時間操作であり、クリストファー・ノーランの狙いも正にそれだろう。
 その点では、CG嫌いで実写に拘り(今回もジャンボジェットのクラッシュシーン含め全部実物)、CGに頼らない古典的映画トリックを駆使したのが本作と言えるのではないか。

 そうした時間の循環のアイデアと描写がウリの本作だが、実力ある俳優の演技もいいし、ヒロインのキャットを演じたエリザベス・デビッキのプロポーションにも惹かれた。(スタイルよ過ぎるくらいだな、と思っていたら、身長191cmもある……)そして、“主人公”と相棒ニールの友情、ニールの言う「無知の力」……この先、何が起きるか判っていても、やるべきことはやらなきゃならない、と言う事には、現代社会への批判も滲ませる。

 込み入った構成で、到底、1回観ただけでは、この映画を理解出来ないと思うし、すっきりしないので、この映画は再度観るつもり。


 帰宅後、90cm水槽に引っ越しさせたアーリーの様子を見る。
 大分、慣れて来たようで昨日は水草の中に隠れていたのだけど、泳ぎ回るようになっている……さすがに体調も2cmを超え、口に入るようなサイズでなくなると、他の魚も餌を思わなくなるようで、追いかけ回したりしないので一安心。
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