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2020年04月29日09:09

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物語、意外性の使い方

物語では 意外性(あっと驚く場面)がないと駄作になる。 映画を考えるととわかりやすい。 その元祖というべきシェークスピアには 意外な展開(予言の実行等)がかならずあるように思う.たとえば、「心臓に近いところの肉1ポンドは取っていい、けれど血は一滴と言えども取ってはいけない」なんて言われたら「そんな〜」となる。マクベスの出だしでも霧の中で3人の魔女が ”この男は女の股から生まれた者に殺されることは決してないだろう”と予言し、後の戦闘場面で「わ〜ハッハッわしは女の・・・決して死なぬわい」とか言ってると「残念でした〜 私は帝王切開で生まれました」という相手に殺される。その前にも「山が動くようなことがないかぎりわしの権力は永久に続くと予言されてる」とか言ってたのが「わ〜どーしょう、山が動いてるやん」とあわてたりする。 指輪物語でもフロドが「こうやって最後の戦いに臨むのはいいけど。敵のスナグル(こういう名だった?)は不死身だと言いますから」などびくついてるとガンダルフが「彼には彼の運命があるじゃろ」と落ち着いてる。実際に「わ〜ハッハッわしは武士(もののふ)には決して殺されない運命じゃ、さ〜かかってこい」など言ってると「残念でした、私はもののふじゃ〜あーりません。女です」と なんとか姫に首チョンパで殺される。ここを読んだときも『そんなんありか!?」と思った.そこで今朝考えたら、これはドラマ構成の手段:ドラマトールギーというやつだと気がつき、日本の戯曲が面白くないのはこういうのがないからだ。かわりに鶴の妻が別れたりジメジメしてるのが受けるのだ。さらに考えると, 大阪では「 わ〜ハッハッわしは・・・」のときに「 帝王切開です」など言ってたら「アホか なにをしんきくさいこと言うとんね」とバッサリ切られるだろう.話しはちがうし いま書きながら思いついただけだけど 大阪弁はこういう言い回しがたくさんあるね。「なに眠たいこというとんね」「なにねぼけたこと・・・」「あほちゃうか?」「そんなん どーでもええやろ」 「知るか〜」などなど
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