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2019年11月20日17:18

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GO！名古屋

「カラヴァッジョ展は東京に来ませんよ。」と知ったのはミクシィのボイスでした。ニュースのコメントを見て書き込んでくれた通りすがりの人。「マジで？！」と思って、公式ＨＰを見たら、本当に東京に来ないコトが判明。さぁ、どうする！？結果、名古屋まで遠征しました。音楽ライブやお笑いライブですら遠征したコトないのに、絵画で遠征。しかも、『ゴリアテの首を持つダヴィデ』、この１枚が観たいばっかりに。私を動かすのは、どうやら“耽美”だったようです。

おりしも、東京では、印象派ばかりやっている。ゴッホ、吉野石膏、コートールド、オランジェリー（は横浜だが）私の苦手な印象派…。「クソがっ！」という思いもあれど、こればかりは仕方ない。だって、日本で１番人気は印象派だもの！！じゃあ、どうするバロックバカ。さぁ、名古屋！行ってやろうじゃないの名古屋。

本当はね。大阪会場に来る予定だった“ホロフェルネスの首を刎ねるユディト”が観たかった。コレが１番観たかった。私が気が狂わんばかりに好きな絵だ。でも、今回、何故かイタリア文化財庁から貸出ＯＫが出たのにも関わらず、直前で貸出ＮＧとなる（５月に文化財庁の人事が変わって、コレが原因じゃないか？という説もあり。ニュースにもなったね）。

まぁ、いいさ。待ってろゴリアテ、待ってろヨハネ！

ってコトで、物凄く久々…８年ぶりくらいに新幹線に乗って名古屋へGO！調べたら、ギリ日帰り出来そうだったので、そうしようと思ったら、母が「バカかよ。そんなの20代がやるコトで、BBAのやるコトじゃねえよ！」とNGを食らい、一泊の予定でホテルを探す。かなり安く泊まれるホテルを発見。早割予約とネット決済でお得に泊まれるよ！朝食も付くよ！と言うプランにする。母に値段を言ったら「安すぎやしねえか？お化け出るぞ。」と言われたが、結果、ホテルは快適でお化けは出ませんでした。朝食も、パンが10種類くらいあるし、名古屋発祥のあんバタートーストも食べられる仕様。唯一困ったのは、ふかふかベットが合わず、夜中に腰に激痛ってのがありました。煎餅布団に慣れちゃった貧乏人なんだな…。

余談だが。美術館の感想ノートを見たら「カラヴァッジョ展が東京に来なくて、埼玉から朝５時起きで来ました。」って人もいた。うん、私も、それやろうとした。でも、結論から言って、６時間も美術館にいたので、前乗りで宿泊して良かったです。

快適だったホテルのお部屋。

宿泊先のホテルのロビーに漫画が沢山あった。心残りは、ここの漫画を１冊も読めなかったコト。１度に５冊までなら部屋に持って行って読んでＯＫらしい。

ところで新幹線。１番停車駅が少ない新幹線って、新横浜の次が名古屋なのね。てっきり浜松停まるのかと思ったら、あっけなく通過。「てか、静岡全飛ばしかよ！」と思った。

新幹線の時刻表。

新幹線～。今の新幹線は鼻が長いね。

薄曇りの中、富士山が観えたのが嬉しかった。そこそこ長く観えていたような。そして、静岡の茶畑を横目にすっ飛ばすのぞみ号。

１時間半足らずで名古屋に到着。「電車って、こんなに速く地上を走って大丈夫なんでしょうか？」と心配になるほど速い。１時間半って、通常なら我が家から千葉くらいの距離よ？何なら、今度忘年会で行くディズニーリゾート、そのくらい時間がかかりますが？
でも、リニア新幹線になったらもっと速くなるんだよね。

名古屋駅。大きな駅でした。高島屋もあった。でも、所謂名古屋巻の名古屋嬢は見かけない。

ホテルまで地下鉄で１駅だったので、おそらく徒歩圏内なのだが、地下鉄にも乗りたかったので乗ってみる。

地下鉄の切符。なごや。
地下鉄の種類が少ないってのもあるかもだが、圧倒的に名古屋の地下鉄の方が、東京の地下鉄より分かりやすいと思った。東京の地下鉄、何であんなダンジョンみたいにしちゃったんでしょうね？地方の人のみならず、東京人が迷いまくってるのを見て、気の毒になる。１度、日比谷線だったかの乗換を訊かれ、「あ、それなら、ホームを経由して…」と言ったら、「ホームを経由！？」と驚愕の表情をされた。あの人、目的の地下鉄へ辿りつけただろうか？

月曜日なので、美術館は休館日だったが、折角なので下見に行ってみる。名古屋市美術館は、科学館と併設され、そこそこ大きな公園の中にあった。
セックスしそうな勢いでキスしまくるカップルの横で、元気に遊ぶ子供達。寝てるオジサン。犬の散歩してる人が数人。散歩してるオジサンとオバサンと主婦。なかなかカオスな公園の風景。うん、嫌いじゃねえ！折角なので、私も散歩。

公園内には彫刻（オブジェ？）も数点あって、楽しい。これは、バリー・フラナガンの『ボールをつかむ爪の上の野兎』

大きな翼～。ホルヘ・マリン『メキシコの翼』。「メキシコの皆さん聞こえますかー！」は、サバンナ八木氏のギャグ。本来はどうやら、翼の中央に人が立ち撮影するらしい。大きな翼が生えた人のように写るんだね。私はぼっちなので、翼のみ撮影。

赤くてデカイ風見鶏がある…と思ったら、これも作品だった。コールダー・アレクサンダー『ファブニール・ドラゴンⅡ』。尻尾がクルンとしてた。竜モティーフなのかな。

カラヴァッジョ展の後に常設も観たけど、メキシコルネサンス（だったかな？）や、地元画家の展示もあって、こちらも面白かった。時間がなくて、サラっと観ただけだったけど。

美術館外観。丸窓と四角窓のコントラストが面白い。

噴水もあった。

ちょっと紅葉もしてた。

一頻り散歩して帰る途中、靴に違和感が…。見たら、靴底がちょっと剥がれてやんの！おろしたての靴なのに！ホテル近くのコンビニで瞬間接着剤を買ってくっつけたら直ったけれど。でも、ホテルの近くに『靴底直します』の店が偶然あって、笑ったな。「接着剤で直らなかったらここか…。」と思った。
ホテルの場所がビジネスホテル街なので、ビジネスマンが多く靴底修理依頼も結構あるとみた。

今回の家への土産。愛知県民のソウルスイーツ“しるこサンド”。今回は観光旅行ではないので、土産は不要なのだが、見てしまったら買わないワケにはいかなかった。コンビニやキオスク、どうやら名古屋なら、何処にでも売ってるみたい。名古屋のビックカメラにもあるんだってさ。
ツイッターで“しるこサンド”で調べたら、出てくるは出てくるはしるこサンド情報。愛知県民、みんな大好きしるこサンドなんだな…と。
キオスクに抹茶味もあり気になったが、今回はノーマルで。（季節限定で栗味もあるらしい…）
名古屋の知人が、ずっとしるこサンドは全国区だと思っていて、東京に来た時、コンビニにもお菓子屋さんにもしるこサンドが売っておらず、スーパーで「しるこサンドはありますか？」と訊いたら、店員さんがキョットーンとした顔で「しるこ…サンド……とは？」と言い、そこで初めてしるこサンドが全国区ではないと知った…という話を思い出した。

そんな名古屋の思い出。

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