パトカーはいるんだけど

東日本大震災のときもそうだったよ。

停電断水で避難所へ行って無人になった家に窃盗。
浸水すると一時的にタンス開けなくなったりするから、
はんこや通帳、カードを置いていったりしてしまうのね。
まだ使えそうな家具とか家電とかねこそぎ。
被災した銀行から、重機（ショベルカーとか）で
ATMを無理やり掬い取って中の現金を盗んだ話も複数あった。
その重機も当然盗難車。
被災地支援のためにわざわざ来てくれた重機を盗んだ話もあった。

何か災害があると、盗めるものがあるはずだ、ってんで
日本中からそういう「火事場泥棒目的」の人が来るんだってさ。
ボランティアを装ったり被災者のふりをしたりして。
避難所の荷物ｊから現金を抜き取ったり鍵つけたままの車が盗難にあったり。

もちろん善意の話もたくさんあったよ。
でもそういう「弱みに付け込む」話を聞くと、今も心が折れるわ。

自分が実際に体験したのはね、おコメ。
お米なくてさ。店開いてもしばらく米が手に入らなかったの。
ある日、あちこちで一斉に売り出されたんだけどね。
その前日に「お米あります」っていう表示をしてる「普通の家」があって、
普段空き家なんだけどお店になってて、長期保存パンとか売ってた。
お米も、長期保存可能なタイプで、すごく高かったけど買った。
そしたら翌日から米の販売あってさ。
今思うと、あれって「支援物資の横流し」だったのかな、って。
買うほうはそんなことわからないからね。
その店、あっというまにただの空き屋に戻ってたよ。

台風、千葉被災地で窃盗相次ぐ
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=2&from=diary&id=5792435