火曜日、仕事で虎ノ門へ外出。
仕事からの帰り、川崎で、
「火口のふたり」
これは、白石一文による同名恋愛小説を、脚本家で、「映画芸術」誌編集長としても知られる荒井晴彦が映画化したもの。
主演は柄本佑と、「彼女の人生は間違いじゃない」が印象的だった瀧内公美。
賢治は、従妹の直子の結婚式の為、数年ぶりに帰郷する。賢治は、かつて直子と肉体関係があった。
結婚式を10日後に控えた直子の新居への引っ越しを手伝う中、賢治は、直子に誘われるまま再び肉体関係を持ってしまう。そして、抑えきれない衝動に身を委ねていくが……
この映画、柄本佑と瀧内公美の二人芝居で、画面には二人以外、ほぼ出て来ません。
内容としては、正に“焼け木杭に火が点いた”話で、従妹と言う微妙な距離関係にある男女が肉体関係で結ばれ、しかも、その相性が最高にいい、と。
そんな「身体の言い分」を前面に出し、それを説得力のある「愛のある」ではなく「気持ちいい」セックスを見せる事で描いて行くのは、さすが荒井晴彦、と言う感じ。(あ、勿論、R18)
また、直子役の瀧内公美は、あらためていい女だなぁ……と感嘆。色気のある綺麗な身体に、大人の女の強かさとかわいらしさを合わせ持ち、なるほど、これは絡め取られるわ、と……
映画は、そんなふたりの刹那的な情交を描いて行くが、終盤の急展開にはびっくり……こんなのアリか。まぁ、確かにタイトルがそうなんだが……
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