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2019年05月01日07:47

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「国父と神官」

平成天皇が退位なさられて、今日新しく「令和天皇の御代」が始まろうとしています。新しい「令和天皇の時代に何を期待するのか?」国民一人一人のお気持ちをお考えになられて、「徳仁天皇は自らの道を切り拓いていかれる」ことと思います。「令和天皇バンザイ!」(ちなみに『万歳』の意味ですが、本来『YOU MAY LIVE LONG』から来たもので、万年にわたって栄えますようにと言う意味fであって、スポーツなどで勝利を収めた時の『GOOD JOB」と言う意味はないそうです)。

 昨日の平成天皇の退位のお言葉は『象徴としての私を受け入れ、支えてくれた国民に、心から感謝します』としたうえで、『明日から始まる新しい令和の時代が、平和で実り多くあることを、皇后と共に心から願い、ここに我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります』と述べられたと伝えられました。昭和の戦争の傷跡が40年たってもまだ癒えず、さらにそこから30年にわたってひたすら「戦争のない時代」を希求し続け、一方で「未曽有の自然災害や原発事故」が多発して国民の苦難に寄り添い励まし続けてこられました。「戦争のない御代」を希求し続けられた「平成天皇はこれまで歴代天皇の中で一番苦しまれた天皇」ではなかったかと思います。本当にご苦労様でした。何も良い思いを過ごせるような機会を差し上げられなかった国民として恥ずかしく、申し訳なく存じます。ご苦労を多として、感謝申し上げるとともに、令和天皇には『より輝く御代』への発展を国民ともども力を合わせて、股肱に力を込めて精進しようと思います。長い間のお勤めご苦労様でした。ゆっくり余生をお楽しみください。

 改めて「平成の御代」を振り返ると、私たち国民は「平成天皇」を一番粗末にしたように思います。天皇陛下が「象徴天皇としての在り方」に腐心されているときに、キチンと「象徴天皇の使命」を果たせる場を設けて差し上げることなく放置したため、天皇陛下は自らを「神官」としての役割に偏った「戦争や災害の犠牲者に対する慰霊と国民に対する謙虚な生き方の模範」を務める役割を与えてしまいました。その意味で平成の御代の国民はこれまでで最も天皇陛下を粗雑にした国民であったのではないかと思います。「天皇陛下は国民の幸せをいつも第一にお考えになられたのに、国民は天皇陛下の幸せを第一に考えなかった。昭和天皇とは国民は一致して国難を乗り越えてたいへんだったけれど、苦難を糧として世界第二の経済大国」を実現した。平成天皇はその偉大な昭和天皇の負の遺産を引き継ぎ、「上りつめた山は下がるしかない」かのように、「国民の慢心」が横行して、社会秩序が崩壊しかかったと思います。

 私たちは、天皇陛下に「国父」としての「象徴天皇」を期待せず、「神官」としての「戦争のない時代の象徴」としての存在を期待してしまいました。国民の「甘えの構造」が原因です。「江戸時代にも盛んに多くの国民がお参りに押し掛けた「伊勢神宮」に、「天皇陛下と国民の関係」を象徴的に見ることが出来ます。つまり、お札もおみくじも売っていない伊勢神宮は「個人の大願成就を祈るところ」ではなく、「国民は自分が神様に奮闘を誓い、その成就を持って感謝しに来るところ」だと言います。「国民⇒天皇」の気持ちが薄れて、「天皇⇒国民」の祈りに終始した「平成天皇」の御代。私たちは大いに反省すべきところではないかと思います。

 一つのご提案として、新しく「令和天皇」に即位される徳仁天皇は「国父」として、イギリスやスウェーデンのように「王立科学アカデミー」「王立大学」「王立美術館」などを設立して、国民の進むべき道を切り拓くとか、草の根でチャレンジしている「科学少年団」や「ボーイスカウト」などにその活躍を報告受けて「ご褒美に戴く「菊の御紋章」の付いた記念品を下賜するなどの「国父としての存在感」を期待したい。国の未来を指し示し、国民と共に生き、国民の精神的シンボルとしてある時には国民を導き、ある時には支え、ある時には叱り飛ばす、ある時には励ます役割があると思います。「天皇賞」が競馬にしか与えられないのはおかしいのじゃないか?

 「元号」を変えると言うことは、「グローバリズム」とは異なり、「日本独自の生き方」を貫くと言う意思の表れです。平成の御代は「グローバル化」「多国籍化」「国境の解消」など、「日本の良さを放棄する時代」でした。「令和の時」代にはグローバル時代に生まれた「上級国民と下級市民の分断」を解消して、「国内宥和」「連帯意識」「相互扶助」により「国民主権」を回復しなければなりません。日本が「昭和の時代に築き上げた財産を食いつぶして、世界のGDPの16%を稼いだ日本がたった6%に落ち込んだ平成でしたが、それは周辺国や米国による日本への国力を削ぐ時代でもあり、国内にも進路を狂わせる勢力が暴走した時代でもありました。これはそれらの勢力が跋扈して起こすトラブルに追われて、国力を落としましたが、ぜひ国際舞台に復帰されて世界中の国との間で「皇室外交」を発展させていただきたいと思います。

 ご活躍をお祈りいたします。
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