日経5月17日朝刊では”iphoneダントツ日本市場 新商品の意味」という特集が1ページ全面で紹介されています。その内容をかいつまんで書きますと、
�．屮薀鵐品魅轡Д△瞭�本国内と世界シェアの比較。
★日本国内一位アップル54.7％、二位シャープ19.5％、三位グーグル9.4％、四位サムソン7.3％、五位ソニー5.7％、六位その他13.4％。
★世界シェア一位サムソン20.0％、二位アップル17％、三位小米(中）14％、四位トライオン(中）9％、五位オッポ(中）8％、六位ビボ(中）8％、七位その他２４％。
��日系スマホの現状。
★国産メーカーはソニーだけ、シャープは台湾の鴻海傘下に。
★FCNT（旧富士通）はレノボ（中）に事業引継ぎ
、京セラは個人向け撤退、高機能端末、法人向け残
★パナソニック、三菱、NEC（カシオ、日立統合）、バルミューダ撤退。
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★2021年をピークに3500万台から2500万台に下降、代わりに中古スマホ市場が拡大。
★中古価格：アップル128GBのSIMフリーで14万円後半から1５万円。
サムソン256GBで12万4700円。
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★1２万円以上の高価格帯が増加。
★利用者の携帯端末月額利用代金：2020年には3500円あったものが、2022年以降は2000円に低下。
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★ソニー：Xperia 1 VI：256GB SIMフリー版で19万円前後。スマホは技術展示場
・7倍光学ズームレンズで望遠レンズで接写OK、1回の充電で36時間以上の動画再生可能
★シャープ：AQUOS R9：SIMフリー版で10万円前後。スマホは消費者との接点残す。
・有機ディスプレーで画面の明るさアップ、生成ＡＩで留守電内容を要約表示。
★ＦＣＮＴ：arrows We2 Plus:価格未定。スマホは使い勝手で再起を期す。
・センサーで自律神経を計測して健康管理。拡大操作不可のサイトやアプリも画面拡大
以上が記事の概要です。しかし、アップルスマホがヒットしたのは、携帯端末にカメラもテレビもビデオもパソコンも電話もゲーム機も道案内も一台に詰め込んでウオークマンにしたからヒットしましたが、それを色んなアプリを加えて単価を上げていく作戦でしたが、ご覧の通り単価が上がってきても消費者はついていけず、中古市場までできてしまっています。これはメーカーの商品企画者が努力不足で「市場から目を離してしまって、顧客の顔が見えていなかった」からにほかなりません。
ここで見えてくるのは、顧客に特化した進化系スマホを企画するべきです。看護師スマホとか学生スマホ、小学生スマホに高齢者スマホ、それぞれのニーズに伴って使い勝手の良いアプリを備えれば顧客にとっても便利であり、メーカーは学校や、製薬会社やスポーツ用品メーカーなどと組んで、消費者の喜ぶ企画を盛り込んで、必要なアプリを詰め込んでいけば喜ばれますし、一人が違う種類のスマホを何台も買ってくれることになります。
「技術オリエンテッド志向のメーカー」と「価格志向の消費者」とがお互いに自己主張を辞めずに突き進み、結局中国安物メーカーが生き残る姿が見えてきているように思います。生成ＡＩの時代にチャレンジし続けるというのなら「分身スマホ」のようなものを企画してみるのもいいかもしれません。つまり個人が自分の分身の役割をしてくれる端末を必要な部署や得意先、子供や会場に設置して適時にいつも変化に応じて代役を果たしてくれる「子端末」を作り、本人が持つ「親端末」と連携して「一人ができる仕事の範囲が何倍にもなるというようなものを作れないか」ということです。例えばセールスマンというのはほとんどが移動時間に取られています。それを移動中にでも「分身端末」にほかの得意先の案件を処理できるようになれば飛躍的に生産性が上がります。
いかがでしょうか？もっと顧客に寄り添ったスマホの登場を願っています。赤ちゃんも遠隔地に住むご両親も一緒に住んでいるような安心が得られると思うのですが・・・。
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