まず基本からいきましょう。
「学問は実生活の役に立たない」が大原則です。
少し前に、クラゲが緑に光る謎を解明した日本の科学者がいて
ノーベル賞をとりましたね。
あの研究結果は今、人体に色素を入れて病変部を探る検査に大変役立っています。
でも、研究者さんはインタビューでこう答えていました。
「自分はクラゲがなんで光るか知りたかっただけ」
その結果が何にどう応用されて役立とうが関係ない、と。
これが実は、学問探求の正しい姿なんですよ。
実際生活に役立つのも大事だと思いますけど、
「知りたいから調べる、学びたいから学ぶ」が学問とか研究というものなんです。
その中でも数学と物理はトップクラスで、
どんなに数字の列を調べても自然界の法則を探求しても、
実生活にはなーんにも役立たないのですけれど、
研究者は「それがやりたいからやる」のであって、
そういう方々にそのお方の専門分野について語っていただくと、
いつまでもいつまでも目をキラキラさせてうれしそうに話し続けます。
恋人のことを話すように。
そう、学問は恋人です。
他人からは「あんなブス、性格も悪いし話も下手なのに」とかの評価でも
何かのきっかけで恋人になれば世界最高の人なのです。
恋人のことけなされたら怒って当たり前でしょ。
「何の役に立つの?」ってのは「役に立たないじゃん」という意味でしょうから
「あんたの恋人って何の役にも立たないよね」と言われたわけで、
どれだけ怒っても当たり前です。
ぶん殴られなかっただけいいんじゃないの?
…てゆっか、学問やっている方々はめったに腕力に訴えないけど、
言葉はすごく鋭いよね。
ある意味、言葉でぶん殴ったってことですね。
■「数学なんて何の役に立つの?」と小馬鹿にされた大学院生 「まさかの返し」に賛否
(しらべぇ - 07月31日 05:31)
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=5223354
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