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2018年05月27日06:53

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夏の夜の小さな楽しみ



夏だから暑いのは当たり前だとは思うが、それにしても最近は記録的な暑い日が続く。大都市のビルから外気に排出される冷房の熱はどれほどのものだろうか。無数の自動車が放出する熱も、すさまじいものだろう。ためしに排気管の前に手をかざしてみるといい。どれほどの熱量が放出されているかが一瞬でわかるだろう。

ベランダにでてみると、冷房気が音を立てて熱気を送りだしている。夜風の涼しさなど、この熱風の前には物の数ではない。とはいいながら、自動車に乗ったり、ビルの中に入ったとき、冷気に生き返ったような気分になる。人間とは勝手なものだと、つくづく思う。

夜、就寝時の温度調節が、なかなかうまくいかない。エアコンを消せば寝苦しいし、つけると寒いのだ。ドライにしても、なんとなく暑い。冷房にすると、寒い。寝苦しい夏の夜を、どう過すか。私は、アルコールを呑むとかDVDとか本を観るのです。私はもっとも愛用するものは地酒である。まぁ〜呑めば体が熱くなって汗をたくさんかいてしまうのだが。

地酒を呑みながら難しい考えさせられるものを観ていると何時の間にか最後まで観ないで寝てしまう。ケネディ暗殺の真相やら、9・11の陰謀やら、マリリン・モンローの死の推理やら、外国ネタは数々ある。フリーメイソンをはじめ、イルミナティなど歴史を動かす秘密結社の話も楽しい。

キリスト教に対する仏教の影響や、その反対の仏教へのキリスト教の影響などを述べ日本の古代史や、旧満州国に関する本もおもしろい。日本国が遠からギリシャ化する、という本もよく目にする。こういう本は、なかなか説得力があり、それぞれ一面の真実が行間に埋まっている。書き手の筆力と、想像力がすぐれていると、実に面白い。

いわゆるジャーナリズムや世論などと、まったく正反対の主張が繰り広げられているからである。日本国は大借金国である、という本もあり、いやまったく借金などないのだ、という説もある。夏のむし暑い夜には、この手の本が一番だろう。

昭和のはじめに、「日米もし戦わば」といった内容の本がしきりに世に出たことがあったという。父親の本棚にも、よくそういう本が見られた。だが、実際に日米は戦争をした。そのことは間違いない。
  
今ごろ「バブル経済はどうして崩壊したか」みたいな本が結構、店頭に並んでいる。リーマンショックについての本も無数にある。だが、私が知りたいのは、この先どうなるか、だ。それも50年、100年先の未来図ではなく、2年先、3年先の世の中の変転だ。

そうなると、着実で良心的な専門家には答えようがない。現状の分析はできても、そこから一歩先、半歩先に踏み出すことがはばかれるのである。そこで石原莞爾関係書物の出番となる。大胆不敵に来年を予想し、確信をもって語る。そんな本がおもしろくないわけがない。石原莞爾書物には一面の真理が隠されている。そこが人を惹きつけるのだ。

名著といっていい本がいくつもある。部分的にはとても難しいのだが、結論は正しい。「最終戦争論」などは著者の直感が真実に迫っている。私たちが常識として受けとっている定説の、ほとんど大部分は実際には仮説にすぎない。医学の分野など、その仮説で成り立っている最大の世界である。科学は実験によって進歩してきた。

人間の身体に関する医学も同様である。人体実験こそは現代の高度な医学を支えている根本要素である、などといえば叱られるだろうか。健康とか、養生に関しても、石原莞爾本は花盛りだ。実に様々なことを言っている。読めば読むほど納得してしまう。
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