運送業は事故リスクが高いです。
実際に、重たい車両を乗用車の何十倍も走らせて、それが200台近く存在します。
その分、事故率は高くなるのです。
でも、その中でも、気になった件が一つ。
停止補助装置、いわゆるHSAが動作していると思って、ブレーキを離した結果、下り坂により前の車両に追突という、非常に情けないものです。
この原因は、停止補助総理、いわゆるHSAがかかっているという思い込み、と思われますが、そもそも、HSAはそういう装置ではありません。
HSAは停止補助装置だと思われていることが問題なのです。
こいつの正しい名前はHill Start Assist 略でHSA。つまり坂道発進補助装置です。
上り坂で発進時に、後ろに下がることを防止し、発振動作を補助してくれる装置です。
下り坂では、この装置が効きにくかったり、そもそも効かないのです。
つまり、停止補助装置という呼ばれ方がそもそもの間違いであり、
この呼名がキッカケで、HSAを使えば車両は止まる、と認識が歪められたのです。
こういった認識間違いはよくありますが、名前が変わるのは、タチ悪いです。
装置機器名は装置の存在意義と同様の場合があり、今回のは致命的な間違い方です。
この状態から、HSAが坂道発進装置であるという認識を多数派に持っていくのは少々つらいですが、やらなければ再度同じ事故が起こるでしょう。
現状、ドライバーと事業者の認識ズレが大きいので、トラブルがつきものです。
ちゃんと会社独自ルールを作っていって定着させるのが現状のサブ目標です。
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