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2018年03月25日12:17

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岡山探訪 第299回 本山寺(その1)

先日、岡山県の中間部になる久米郡美咲町の「本山寺」(ほんざんじ)を見学した。
ここは人里離れた山間部であり、古来、山岳仏教の道場として、又、庶民信仰の霊地として栄えた場所である。
お寺の歴史も古く、大宝元年(701年)に創建され、平安時代末期の天永元年(1110年)に現在地に移ったと言われる。
また、江戸時代になると津山藩の祈願所となり、藩主の森氏、松平氏に信仰されている。
それだけに境内の建造物すべてが貴重で文化財の宝庫ばかりなので、探訪予定地として以前からチェックしていたがやっと訪問が実現した。

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↑(TOP左画像)
「仁王門」
貞享3年(1686年)建造、檜皮葺。
岡山県指定重要文化財。

麓から車で山間部を走り、駐車場に到着すると「仁王門」が目の前に現れる。
一目、見ただけで歴史を感じる。
屋根が檜皮葺なので・・すごい!

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↑(右画像)
「寺侍長屋」
幕末の弘化2年(1845年)建造。
城郭のような石垣上にあり、門は石垣に囲まれた埋門(うずみもん)となっている。
岡山県指定重要文化財。
お寺なのに、どうだこの風格は・・・すごい!
どうやら番所の役割があるようだ。

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「薬医門」
客殿や庫裏に通じる中門になる。
入口に葵の紋が確認出来る。
徳川家(松平氏)との関係がこれで分かる。


次回は「本堂」や「霊廟」(れいびょう)を紹介しよう。
つづく
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