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2017年10月04日21:46

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ヒコタンに捧げる作詞 104

  やせ我慢


枝に止まった
最後の一葉
そっと眺める
秋の暮れ
思い出すのは
故郷の両親(おや)と
そして
愛していたお前
馬鹿な男の
やせ我慢、、





惚れちゃだめだと
言ってはみたが
言ったこの俺
火となった
連れて行ってと
泣いてたけれど
ゆるせ
男の道ならば
雨のすだれの
やせ我慢、、、





ふっと眠った
気がしたようで
側にお前が
座ってた
痩せた右手で
水さしつかみ
喉に
流せば濡れる襟
こんな男の
やせ我慢、、





もしも死んだら
供養はいらぬ
墓も坊主も
戒名も
しいて言うなら
あの枝先の
赤い
枯葉を故郷(くに)元へ
それが最後の
やせ我慢、、、



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