鷲羽山
忘れてくれ
枕元に
白い便せん
キミはひとり
僕の前を去って行った
けむる雨の中に咲いた
むらさき色
桔梗に似た
ゆかしいキミの
水茎のあと、、、
そうさあれから
この僕は
キミをたずねて
西東
やって
やって来たのは
瀬戸内の
潮風優しい
鷲羽山、、、
忘れないよ
僕の思い
信じてくれ
三つ四つ
年のひらきどうだと言う
そんな僕の若い気持ち
知って笑う
キミの笑顔
あきらめに似て
がむしゃらになる、、
歩きましょうと
言う君と
路地にでたなら
秋の風
せめて
せめて言いたい
事さえも
つかのま忘れる
鷲羽山、、、、
どこか素朴な
この街で
出直せそうな
気がするよ
だから
だから 黙って
歩くだけ
全てを知ってる
鷲羽山、、、
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