梅雨を買い尽くせ!

それほど狼藉を働いた記憶も無く、これだけ景気が上向いてきたというのだから、まあ出るだろうと見込まれる賞与。そこを想定して個人的消費も上向き、というか調子に乗る梅雨の季節。強気ついでに今年は随分ラインナップがよく、売り切れ必至な夏フェスのチケットを買ってしまったため、２０１７年６月のキャッシュフローは散々だった。月越しの金は持たない、で回しているので、本当に金がなく、給料日までの数日いや１週間くらいは、自宅に転がっているおかずになりそうなもので空腹をしのんだ。こんな時のために米の備蓄だけはちゃんとしていたため、飢え死にすることもなく、なんとか６月終わりの給料日を迎えることができた。この日そ過ぎてしまうと一気に楽になる。前述のとおり、７月頭にはボーナスが出るだろう。極端な話でいうと６月マンスリーの収入で７月初旬までの２週間かそこらを充当すればいいわけだ。

とはいえ、使いすぎは良くない。できれば次のサラリーまでの生活フィーはこの月のお給金で過ごすべき。やはり臨時収入は臨時なイベントに使うべき。というより、夏というアクティビティな季節にじっとしておられるハズもなく、かなりバラエティーな予定をぶち込んでいる。前出フェスの他、四国で寺をまわり、本州の端っこで古い友人に会い、あとは、夏が終わった頃には、今だ終わらない夏を求めて南の島へサーフトリップの予定。とはいえ、人間、特にしみったれた野郎というのは、小銭を持つと強気になってしまう。給料日の翌日、温泉に行き中華料理を食べてしまった。

さらにレンタルビデオを借りまくり、観まくった。あとは扇風機をつけっ放しで寝たり、昔年の角質に結着をつけるべく即効性の成分「フィプロニル」を配合したケミカルウエポンを購入。生息する全匹を５０回くらい皆殺しにできるくらいの量を配備した（沢山買ったというよりは１購入単位に対する部屋が狭すぎるため）。黒い悪魔が敵愾心を煽ったのか、そのうち、耳元を掠める羽音が気にかかる用になり、煙らせることで、やつらを退治できる、という冷静に考えると極めてウソっぽい蚊取り線香を、しかもジャンボサイズ（通常サイズより１．５倍長持ち）のお得用缶を購入。お徳用間、よく考えてみれば、この夏に毎日焚いてもありあまるくらいなのだが、案の定、買ってしまったあと、収納するため久しぶりに流し台の下の扉を開けると昨年のジャンボサイズが４分の１も使われない状態で鎮座していた。

今年はせめて、昨年のストックくらいは使い切ってやろうと、意味も無く数ヶ所で焚いてみた。逆境になると燃える根性のある個体に結局刺される。そして次の日を待たず、ありがたいことに２４時間開いている線香を買ったドラックストアに赴き虫刺されのかゆみ止めを購入。勿論サイズはオーバーキャパなお徳用。前回買い求め、しばらく転がっていた通常サイズ（たしか２５サイズ）が２０世紀メイドだったため、孫の痒みくらいまでアテンドできる量。という具合で、消費フィーバーなここ数日。それなくとも浮かれてしまう夏を前に、ここで一つ引き締めなければ。