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2017年05月20日21:40

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越路吹雪に捧げる作詞 4


  オーシャンゼリゼ



角の店で
買った風船
あなたにいきなりこの肩を
叩かれ
驚き
振り向く
その時
指から放れて
舞い上がる
オーシャンゼリゼ
オーシャンゼリゼ
思わず二人は
笑い転げる
青空の彼方
オーシャンゼリゼ




メトロに乗ったら
どこでも行ける
案内しますよ、お嬢さん
あなたは
小さく
ウィンク
しながら
優しく私に
囁くの
オーシャンゼリゼ
オーシャンゼリゼ
手を取り一気に
駆け出す街角
ハミングしている
オーシャンゼリゼ




口笛吹き吹き
景色がかわる
見てごらん、あれがセーヌ河
指さす
その先
見えてる
塔さえ
二人のものよ
今日だけは
オーシャンゼリゼ
オーシャンゼリゼ
若い二人に
怖いものなど
何にもないわ
オーシャンゼリゼ




最後に入った
小さなカフェで
あなたが
ぽつりとつぶやいた
さっきの
風船
登った空が
オイラは一番
好きなのさ
オーシャンゼリゼ
オーシャンゼリゼ
お金はなくても
自由があるなら
生きてける街ね
オーシャンゼリゼ





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