mixiユーザー(id:1742111)

2017年03月25日12:36

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いつも寝る前に漫画を一話だけ読んでから寝る。読む漫画はだいたい決まっていて、鴨川つばめや柳沢きみおなどの小学生の頃から読んでる古い漫画ばかり。小学生のときから何度も何度も読んでいるのにいつも同じところで笑う。昨日はマカロニほうれん荘。昨日の一日の中で唯一笑ったのがそのマカロニほうれん荘だったりする。

僕が小学生のころ、漫画というのは子供が読むものだと思っていたが、大いなる勘違いだった。今年で50になるというのに今でも読んでいる。しかも同じものを。本というのは、子供のときの読み方と、大人になってからの読み方と、それぞれ違う読み方が出来るものだ。なのに漫画に関してはいつも同じ所で笑うというのが何だかすごい。笑いのツボはずっと変わらないものなのだろうか。

去年、三島由紀夫の金閣寺を2回読んだけど、この本ももう何度も読んでいる。僕が最初に金閣寺を読んだのは中学生のとき。当時どんな感想を持ったのかは全然覚えてないけど金閣寺は読むたびに何か新しい発見があったりするし、読むたびに視野が広くなるように感じる。また、僕が中学生のときから何度も読んでいる北杜夫のエッセイ本なども読むたびに何か違った感触があったりする。読む側が変化すれば、本の側もそれまで見せていなかった部分を見せるようになる。

本というのは一度読んでも忘れていくものだ。一度目に読んだときにつまらなかった本はその後ずっと「つまらない」という印象だけを覚えていて細部はほとんど忘れてしまう。なのでだいぶ経ってから読み直してみると、あたかも初めて読んだかのように感じることもあったりする。初読でつまらなかったものは再読でもだいたいつまらない印象を持つものだが、たまに再読して初めて面白さが分かるものもある。そういうときに、自分が成長したのか、はたまた老化したのか、などと考えたりする。成長することも老化することもあまり嬉しくない。ずっと小学生のときの感性のままだったらなあと思う。古い漫画を読むときは小学生の頃の感性を確認してるのかもしれない。
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