9/1 宮古・カントリーズcafe

仙台を出発して、またもロングドライブ。仙台→宮古は、公共交通機関を使った過去の移動でも長く感じたくらいの距離で、車では休みなども入れて5時間は掛かります。「助手席で歌を歌って健さんの眠気覚ましにすれば？」というご意見もいただきましたが、逆に健さんが自分の眠気を覚ますために、カーステレオに合わせて歌ったりしていましたσ(^_^;)

長い旅路。山から山を下ったり上ったりしつつ、やっとたどり着いた気仙沼から、陸前高田、大船渡、釜石、大槌町、山田町と北上。その途上、あちこちで大規模な工事が行われていました。道はところどころトラックで渋滞。かつて町だったはずの、いつ果てるともない広大な土地に大量の盛り土。見たこともない大きさの砂利や砂の山。ショベルカーの群れ。道路から海が全く見えない長く巨大な防潮堤が建設途上。そして、「過去の津波浸水区間」という道路標示が至る所に。改めて、大震災の傷痕の深さを感じました。

そして、台風の被害が大きかったという宮古へ。道路の冠水はすでに引いていましたが、泥だらけの道路や、後片付けに追われる町の人たちの姿を見ました。こんな大変な時期に、図らずもお邪魔することになってしまったのですが、皆さんに温かく迎えていただいて、とても感謝しています。
カントリーズcafeのライブはすでに５回目。オープニング演奏していただいたブルーグラスバンドのらんぶらぁず、いつも聴くのを楽しみにしています。日本語で歌う歌詞の暖かさ、そして厳しい現実を歌う声のリアルさ、思わず聞き入ってしまう音楽でした。

私たちの演奏では、先日6年ぶりに訪れた松島にちなんで、「松島」をずいぶん久しぶりに演奏。その他、いつもの通り楽しく演奏できました。
宮古から盛岡までの道路は、至る所で寸断されていて、本当はここに来ることだけでも大変だったかもしれません。いつもの通りライブをして打ち上げができるという大きな幸せを改めて感じつつ、終わってみれば充実した一日でした。
お世話になった皆さん、どうもありがとうございました！

さて、今日は盛岡でのお寺ライブ。迂回路を伝って4時間かけて向かいます。

★ 9月2日（金）　19:00〜
盛岡 専立寺（せんりゅうじ）　（岩手県盛岡市名須川町3-17）
出演：小松崎 健（ハンマーダルシマー）／浜田 隆史（ギター、歌）
料金：チャージ2000円
お問合せ：tel : 019-622-1066（お寺）