放浪記 (1935)
原作 林芙美子
監督 木村荘十二
出演 夏川静江
藤原 釜足
滝沢 修
連載もの、長い間提供されている作品。
10分放映されると、孤食の場面。
劇場に入って、食事の描写、
これをリアリズムというのだろうか。
この映画を見て、なにを憧れ思いに耽るのか。
主人公の女性を眺める、ほとんどが女性だろう。
戦闘心を高めるのではなく、こころを収め、
自ら慰めるため利用した映画か。
男と女が、分断された時代だったかも。
現実を描くことから、人を引き付ける。
こういう楽しみ方を味わっていた時代。
食べるものや働くことに苦労しているとき。
お金に悩まされているときだろう。
2年6ヵ月で消費税を上げるとか。
脳天気な公務員がいるものだ。
現実の経済もわからないものが、先の経済を
予測できるものか。
そんな政治に任せているこの社会、
「哀れ」としか思えない。
自分の将来を、そんな人に任せられるものか。
日本銀行の姿が見えず、消えてしまったではないか。
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