粗大ゴミから回収したアコースティック・ギターを持ち帰った。
まずは身体検査。
全体的に打痕があり、塗装白濁があるが、大きなダメージはないようだ。
何故か裏はとても綺麗。
ヘッド回り。ペグはがたがたに緩んでいるが、雨に打たれた割には動きは悪くなっていない。このまま使えそうな感じ。
ネックも若干の順反りがあるものの、ほぼ正常。
ブリッジピンが1本折れている。多分、これが捨てられた理由か…
昔、伊丹十三のエッセイに弦が切れたのでギターを弾くのを止めてしまった娘というエピソードがあったが。
問題は雨水が溜まってしまったボディだが…
暫く自然乾燥させて様子を見る事としよう。
塗装白濁に関してはアイロン加熱や天日干しで解決するという情報もあるのだが…
さて。
Morris TF-50 定価50,000.
Top:スプルース単板
Back:ハカランダ3Pcs
Side:ハカランダ
Neck:ナトー
Finger Boad:ローズウッド
多分1980年代前半。
30年程前、当時の定価5万円というのは、安物ではないが高級品というわけでもない。
しかし、この時代のこのクラスはしっかり作ってあるなぁ。こんな酷い事されても、多分、楽器としてはまだ生きてる。
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