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2015年07月01日18:24

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「ダブル・インパクト 明治ニッポンの美」・・・名古屋ボストン美術館

やっと、今日、「ダブル・インパクト」の展覧会を観に行った。

講演会は 6月6日に 聴いたのに、それから約1か月して、やっと展覧会を観れた。

というのは、6月30日〜7月26日の展示される菱田春草の「水鏡」を観たかったからである。

でも、今回の展覧会の展示の仕方では、電球が絵に反射して、良い具合に 絵が見えなかった。

以前、東京、国立近代美術館で観た「菱田春草展」の時の方が 良かった。

名古屋ボストン美術館でさえも 照明の仕方が 悪かったというのは、信じられないが、事実だ。

東京国立近代美術館で観た「菱田春草展」は、素晴らしかった!!

あの時に菱田春草の 東京美術学校の卒業制作の「寡婦と孤児」という作品も見れた。

今回は、「孤児と寡婦」の絵は、7月28日〜8月30日の展示である。

それでも、ボストン美術館所蔵のものと 東京芸術大学の所蔵のものと 両方観れて、明治の日

本の美術の全容が 分かったような気がした。

ボストン美術館の所有の明治初期の錦絵は、これまで見たことが無かったので、良かった。

講演会で 聴いたことを思い出しながら、ワーグマンの絵やら、高橋由一の絵などを見て、西洋の絵から 貪欲に学んだ人たちの心意気に 感動を覚えた。

高石重義の「竜自在」が、2メートルくらいの巨大なものだとは思わなかった。

ビックリした!!

スライドでは そんな大きさに見えなかったからである。

「竜自在」を購入したアメリカ人の子供が あれに乗って遊んだ話を思い出して、「これに乗って遊んだのか!」と、まじまじ見た。

「遊んで 楽しかった」であろう竜の置物。

せめて、動くものならば、動いている映像を 見せて欲しかった。

河鍋暁斎の「地獄太夫」は、女性が艶めかしかった。美人画と言っても良いくらいだと思った。

また、横山大観と菱田春草の朦朧体の絵は、思ったよりも良かった。

アメリカまで出かけて行って、絵を売り込んだら、日本の20倍の値段で売れたという。

東京芸術大学とボストン美術館のコラボ企画を 誰が考えたか分からないが、画期的な企画だったと思う。

また、違う美術館同士の コラボ企画で、興味深い展覧会が 開催されたら良いなあ。と、思った。

この展覧会でも 小林清親の版画が8枚も 展示されていて、明治初期の版画として清親は 欠かせない存在なのだと思った。

今年は、小林清親の作品を よく観る。

江戸時代から 急に 時代が 変わってしまって、そんな中で 美術は 時代と共に 発展してきた。

人々の努力と順応性の速さに驚いた。

江戸時代の浮世絵は良いなあ。と、思っていたけれど、明治時代のものも興味深いなあ。と、思った。

日露戦争の錦絵にも 驚かされた。

こういう絵があったんだなあ。と、初めて知った。






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