この土日も休日出勤。
溜まった休日は30日にも膨らんでしまった。
しかし、昨年の11月から続いている鴨方の現場仕事もいよいよ今月で終わる。
この仕事がまもなく終わるので、2年振りに近所の「鴨山城跡」を再訪してみた。
前回は南ルートの険しい山道だったが、今回は東側の稲荷山から登城した。
・TOP左画像
稲荷山のふもとに建つ「鴨神社」
この神社から山腹へ林道が繫がっている。
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仕事先の現場から望む「鴨山」(左)と「稲荷山」(右)
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「稲荷山」の登山路の標識
左は「鴨山」中腹へ続く舗装された林道
右は「稲荷山」の山頂への登山路
登山路は丸太で組んだ沓摺(くつずり)が整備されており、一般者でも危険はない。
今回も健康の為、楽せずに登山路を歩いて登る事にした。
山腹途中に残された無数の石垣が視認出来て、ここも城跡だった事が分かる。
しかし、山頂には電波塔が建てられており、電柱の引き込みや資材運搬路の開発で山腹の景観はかなり壊されている。
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「稲荷山」山頂
大きな石塔や観音菩薩の石造が確認出来る。
次にここから尾根をつたって西側の鴨山方面へ下山。
・TOP中画像
「鴨山城の説明看板」
鴨山の中腹に浅口市(浅口歴史探訪会)が今年の3月に設置。
また、ここで「鴨山城跡概要説明書」が無料配布されているのがうれしい。
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「鴨山城俯瞰図」
標高167.7mの連郭式山城。
室町時代初期に築城され、細川家が190年間統治していた。
↑(TOP右画像)
「鴨山城」登城口
ここからさらに山道が続くが、山頂の曲輪まで僅かな距離だ。
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南と北の中間点になる堀切に到着。
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「鴨山城縄張り図」
前回は「南の曲輪」しか探訪していない。
今回はリベンジで「稲荷山」と「北の曲輪」を探訪しよう。
ところが、なぜか?この図では「稲荷山」の縄張りがまったく記載されていない。
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「鴨山城」の「南曲輪」に見る大岩と石碑
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「磨崖仏」
江戸時代に掘られてたと言われている。
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「鴨山城」の最高所曲輪
南北に延びる縄張りの中心部になる。
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「北の曲輪」
郭境界部に切岸が各所で確認出来る。
廓の平場は邪魔な樹木が切断され、散策ルートとして通路が確保されている。
しかし、奥の方は大きな堀切や山林により、そこから先の「大曲輪」に進入出来ない。
今後も引き続き、山林整備をしてほしい。
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「麺蔵人」の“うどん祭”
下山した後は近くのうどん屋で昼食へ
ここは“鴨方うどん”の製造直売店で、この日は偶然にうどんが無料で試食できた。
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B級グルメ「ばちおこ」
うどんが入ったお好み焼きです。
こちらもうま〜い!
さて、ここ「鴨山城跡」は岡山でもほとんと知られていない。
奇形の大岩が無数に残り、危険な場所が非常に多いが、途中に祀られている観音像の石造を探しながら登城出来る。
ロープを掴んで登る険しいコースもあるが、健康アスレチックコースと思えば、中々面白い登城コースと言える。
もっと宣伝してほしいと思う鴨方の城跡スポットである。
・過去の関連日記
岡山探訪 第22回 かも手の麺「麺蔵人」(2010.2.27)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1424449292&owner_id=8437995
岡山探訪 第112回 鴨山城跡(2013.8.12)
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1909436556&owner_id=8437995
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