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2015年01月20日08:05

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ラ・クンパルシータ

それは、「ラ・クンパルシータ」から始まった。
その曲の演奏が流れ始めて、おもむろに幕は開く。
ステージには黒いスーツに身を包んだ白髪の男たち。
バイオリン二挺、ピアノ(電子ピアノ)一台、バンドネオン一挺。
客席から拍手が沸きあがる。

な〜〜んて、ちょっとカッコいいでしょ。
これは先日の新年小唄おさらい会を終えて、宴会に入った時の事です。
前回のおさらい会では、プロによるジャズ演奏を披露してもらったのですが
なかなか好評でしたので、今回はタンゴ演奏を企画しました。


昨年の夫の初盆に、このメンバーの中のお二人がおまいりに来てくださいました。
その折に冗談のように、小唄会の宴会で演奏を御願いできませんか、と申したところ
快く承諾してくださり、この度の運びとなったしだいです。

アマチュアの方ではありますが、長年、タンゴ愛好会(オールケスタテイピカ福岡)で
練習を重ねてこられた面々ですから、アルゼンチンタンゴのあの歯切れよさは実に
心地よいものです。
中でも一番素晴らしいことは、皆さんご高齢、それも超ご高齢だということです。
89歳を筆頭に80代が3名。70代が一人、平均すると83歳と言う頼もしさ。
演奏の素晴らしさはもとより、このご高齢で矍鑠と演奏される姿は、私どもに大きな
勇気を与えてくださいました。
30分間の演奏を堪能して小唄のメンバーは、こう思いました。

「われわれも、負けちゃあおれん」
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