友人が言うのです。「先日、息子から『届きました』ってメールが来たのよ。何も送っていないのに。」なんと、息子さんに届いたそれは、仏壇の前に飾ってあるご主人の遺影を、スマホで写した画像だったそうです。スマホに変えてまだ日も浅く、ようやくラインで
今、末娘は私のところで暮らしています。小唄の勉強の傍ら、いずれ彼女の夫が新しく福岡でケーキ屋さんを始めるので、それまでの同居です。いつも彼女がいるので、食事の用意も私なりに気を使います。何しろ家事が一番苦手な私ですから、ろくなことはできやし
抽斗を整理していると、4年前に亡くなった兄の、若かりし(?)60代の時に書かれた手記が出てきました。それは、楽譜の解釈から演奏までの過程を体系づけ、独自の方法を記した兄の恩師、斉藤秀雄先生を思って書かれたものでした。それを懐かしくも読み進ん
県外の生徒さんとリモートでお稽古をしています。以前お稽古場に通ってこられていた方ですが、県外に転勤しました。転勤後はテープに収めた私の通信講座を受けていましたが、それだけでは物足りないと、リモートでのお稽古も始められたわけです。ラインでつな
お稽古場から車で10分ほど南に行ったところに、某高級老人ホームがある。そこに居住の92歳のSさんは、ご子息の送り迎えで三味線のお稽古に通ってくる。「ボケ防止です」とおっしゃって来られるが、また、まん延防止措置でホームを出られなくなった。電話
私「ねえ、彼女はいないの?」息子「どうしてそんなこと聞く?」私「だって男の一人暮らしは侘しいし、病気したって看病してくれる人もいないし」息子「看病のための彼女じゃ可哀そうだよ」こんな息子との会話のしばらく後に、突然(?)彼女ができて、昨年夏