大相撲で 白鵬が大鵬の記録に並んで 見ているとここ数場所で女性の相撲観戦が増えたような気がする 若い人が出て来たのも一因だろうし 優勝回数30回を境に その話題も手伝ったか 強い横綱がゐると 相撲が面白い 群雄割拠は 一見面白そうに見えるけれど 悪く取ればドングリの背比べで なかでも大関二人は負け越したのには大笑い むかしなら大関返上だろう 負け越したら大関じゃないひと云って 大関を返上すればかっこいいが みんな面の皮が厚くなって 偉くなったものだから 誰も返上しなひと思ふ 白鵬はどんな引退をするのだろう 長く取ってくれぬ方を望むが さあてどうだろう 怪我に強いので あと何回優勝を上乗せて行くだろう 十回は行くだろう
さて 我が家にも大木があって 昨日切ってもらったのと大さなひ と云うより 木の太さで云えばこっちの方が太いヒマラヤ杉がある この枝切りをした 重労働で15分くらいで大汗 大木に登って 足場の悪い枝の上での伐採 非常に疲れた 終盤 梯子を使っていたのだが その梯子から落ちた からだを地面に叩き付けられて頭を強打 意識不明で重体だ すぐ救急車で病院に行き面会謝絶の 緊急手術 じゃあ書いているのは誰だ という訳で落ちたのは事実で 頭を打ったのも事実だが 梯子の二段目からであった 従妹が来てその話をしたら母も大笑い ところが面白いことに 落ちたのは自分のからだだが 序でに何かも落ちたようで からだが軽い 憑き物が憑いていたわけではないけれど 何かそんなものが落ちたような気がする 不安か悩みか 普段気づきもしなひ何かが 梯子から落ちた拍子に 序でに出て行ったようだ 梯子の二段目から落ちるようなひとには憑くのが無駄と思ったか なんか不思議な気分
さて今宵一枚目はブラームス アルト・ラプソディ 運命の歌 それにマーラーの歌曲集 さすらふ若人の歌 ブルーノ・ワルター指揮 コロンビア交響楽団 MS ミルドレッド・ミラー レコードでは男性の歌で聴くことが多い 聞き慣れていると云う点ではこっちも結構聴き込んでいる
今宵二枚目は 脈絡なく取り出したベートーヴェン ピアノ協奏曲第一番 もうひとつがモーツアルト ピアノ協奏曲第20番 ピアノ ウラディーミル・アシュケナージ ベートーヴェンがシカゴ響で ショルティ モーツアルトがイッセルシュテットでロンドン響 1972年と1968年の録音 アシュケナージが若ひ 最近は指揮ばかりしているけれど いまでもこんな音を出せるのだろうか ベートーベンの交響曲にしても ピアノ協奏曲にしても 共に1番と2番はいい曲だ 気分が晴れると云うか 若々しいと云うか 元気が出る
それはそうと 昨夜クラシックの迷宮と云うのを聞いていたら 突然地震情報で聞けなくなり らららクラシックの方に変えたが さて どうなったのだろう 途中再開はしたのだろうか それとも来週かに延期されたのだろうか
さて実は 先ほどまで今日が祝日だとは知らなんだ 勤労感謝の日だと云う しかも明日が振替休日と来た つくづく百姓は日にちには疎い生活をしている ところで勤労感謝の日であると同時に新嘗祭でもある 歴史的にはこっちの方がはるかに古い しかし古過ぎるか 然らば勤労感謝の日よりすこしばかり若い話題 1896年歌人・小説家である樋口一葉が亡くなった日である 水の上日記より
諸事はみな夢 このひとこいしとおもうも いつまでも現かは
地震の話に戻るが 1707年 約300年前だが 富士山が噴火して宝永山が誕生した日でもある 漸くモーツアルトが聞こえて来た 写真は 旅館に着いたとき午後三時くらい 夕日に 三枚目は朝日である
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