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2012年07月13日01:55

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空木岳、塩見岳 H24.07.08〜11

始めは漠然と、南アルプスの未踏の山々を縦走したいと考えていたのですが、登山道へのアプローチが困難(林道の崩壊で通行止め、或いは行程が長すぎる)という事で、やむなく中央アルプスの空木岳と、南アルプスの塩見岳という異色の取り合わせとなったのでした。共に未踏であり、位置的に近いというのがその理由。健脚家であれば、それこそ日帰りも可能な山ではあるのですが、単なるピークハントにはならない様にと計画を練りました。

7/8
バイクで家を出たのは6時半で、いつもより余裕を持って出掛けます。中央自動車道の駒ヶ根ICで下りると、登山口である林道終点まではほんの直ぐで、11時には登り始めました。天候は晴れ後曇り。梅雨とは思えぬ初夏の爽やかさの中を、山頂間近の駒峰ヒュッテには16時過ぎに辿り着きました。しかし意外だったのは、この時期は小屋番が不在で、客は私一人っきりであった事。平日であり、日帰り登山の方が多いとはいえ、思いもよらぬ贅沢を味わう事になりました。小屋に入ると暫くして雨に変わり、夜半まで降り続いていました。
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7/9
明け方になってもガスは晴れそうになかったので、のんびりと仕度をしていました。天候さえ良ければ、御来光を拝んだり、隣の南駒ヶ岳まで足を延ばそうかとも考えていましたが、山頂からの眺望はやはり殆ど得られずに、そのまま予定通り降りる事にしました。下山中も霧雨混じりのガスで天候は思わしくなかったものの、降りて見れば下界は見事に晴れ渡っていたのでした。
ゆっくりと昼食を摂りながら過ごした後は、次の塩見岳の登山口へと60kmばかりバイクを走らせます。越路ゲートの駐車場から歩き始めたのは14時頃で、今度はキャンプ道具一式を背負っているので足取りは重いです。コースタイム通り、18時前に三伏峠に辿り着くと、ここにテントを張って一夜を明かしました。
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7/10
日の出前に起きて朝食を済ませると、テントはそのままに必要最低限の物だけをデイパックに詰めて、5時過ぎには歩き始めます。ここ三伏峠は標高2607mの高さにあり、ほぼ平坦な登山道が塩見岳(3052m)の取り付きまで続いているので、最後の登り以外は殆どハイキングコース並みの道程です。天候は晴れ間も見えて絶好の登山日和。途中、遥かに眺望が得られるも、山頂を踏む9時半頃には既に辺りはガスに包まれていたのでした。
高山植物を愛でながら、名残惜しむ様にゆっくりと下山。テント場には14時頃に帰り着くも、予定通りもう一晩ここで過ごす事にしました。早い夕食を済ませると、持参の文庫本「デルスー・ウザーラ」を読み通す。夜半にテントから出て見れば満天の星空。贅沢な一時。
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7/11
丁度うまく梅雨の中休みに当たり、本日も曇り勝ちとはいえ好天で、思い残す事なく6時半にはテント場を後にしました。下りは足取りも軽く2時間で駐車場へ。荷物をまとめると、先ずは近くの鹿塩温泉で汗を流しました。昼食も近場で済ませようとしていたら、旅慣れた若者と知り合って話が弾み、彼のお勧めである、日本のチロルと呼ばれる下栗村へ行って見る事にしました。そして昼食は遅くなるもジビエ料理で知られた星野屋に立ち寄って、鹿ステーキ定食を頂く事に。うーんこれぞ野生の味ってか、普通に美味いわ。
そうそう、今回は間近にキツネもタヌキもウサギもライチョウも見る事が出来ました。特にライチョウは飛ぶ姿を初めて見たよ。白い風切羽を見せて颯爽と飛ぶ姿は格好良かったな。
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