mixiユーザー(id:64170)

2010年11月01日18:27

64 view

麻酔科でのトラウマ談義

 今日は、岡大病院の麻酔科及び、呼吸器内科受診の日……麻酔科の松三先生は、れいのカブトムシの治癒効果でも話し合えるような面白い先生です。

 で、今日は、ぼくの背中の痛みが、もしかしたら昨年の手術時のトラウマを引きずることによって起こっているかもしれないという可能性について話してみました。

 そしたら松三先生:「最近は、痛みの背景にトラウマを考慮するといった方向も確かに出てきてるんですよ」とのこと。

 で、ちょうど病院で読むために持参していたピーター・リヴァインの『心と身体をつなぐトラウマ・セラピー』を見せ、「先生、これとっても面白い最新のトラウマセラピーの本なんですけれど、読まれませんか?」ともちかけると、即座に「おっ、読みます、じゃあ貸してくれますか」ときたので、「だめです、これは今僕が読んでるところなので。タイトルと出版社を書き留めてくださいよ」と。

 で、今日は、背中の痛みの中心となるあたりのトリガー・ポイントに局所麻酔を少し入れる神経ブロック療法を受けてきました……(あんまし効果ないみたいだけれど)

 なにしろ昨年の手術では、前にも日記で書いたように、局所麻酔で意識がはっきりあるなか、のど笛をメスで切り開かれてゆくという壮絶な体験をしたのでした。で、だんだん苦しくなってきて、からだが小刻みに震えはじめたり、呼吸が粗くなったり、身体が緊張の極地(これをトラウマ・セラピーでは過覚醒と狭窄の状態と呼んでいますが)に追い込まれたとき、今度は、いきなり全身麻酔で眠らされ、全身凍結させられてしまったのです……トラウマを生じさせるにはまさにうってつけの条件がそろい過ぎていて、笑えてしまいます、、、

 松三先生にもこの手術体験をシェアして、「現行医療のドクターは、みずから体験したことがない療法を患者さんに施術するんですよね。だから、全身麻酔を受けたり、メスがからだに入ってくる時、患者がどんなことを味わうか、体験的には知らないひとが多いですよね?」と言うと。

 「ぼくは、全身麻酔を体験しておかなくてはというので、ドクター過程で、体験したことありますけど、注射針がうまく入らなくって、たいへんな目にあったことありますよ」と。
 
 ……とにかく、この松三先生はおもしろいドクターです。

 5月に松三先生と交わしたカブトムシ談義
 http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1483850710&owner_id=64170
12 7

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2010年11月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930