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2008年08月25日20:07

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バンコクの空港で宴会

パキスタンヒマラヤ旅行記 その1

お話はタイのバンコクから始まる。
スワンナプーム国際空港だ。
わたしたちは免税店で買った安酒を飲みまくっていた。
これから向かうパキスタンはイスラム教国だ。
酒は簡単に手に入らない。
いまのうちに一生懸命飲んでおこう。
ベンチに座って酔っぱらっていると、小金持ちっぽい日本人や韓国人やらが通り過ぎていく。
ここは東南アジアの交通の要所だ。

今回の登山隊のメンバーは全部で6人。
名古屋からの5人は、中部空港からバンコクに来た。
パキスタン行きの飛行機が飛ぶまで4時間ほど待機だ。

もう一人、東京から参加する仲間は成田からやってくる。
ここで待ち合わせて一緒にイスラマバードに行く。

「遅いなあ。もう着いている頃だけどなあ。」
「ちょっと携帯に電話してみろ。」
東京の仲間の携帯にコールする。
すると
「はいはい、いまバンコクの空港にいます。」
「どこにいるの?」
「えっとですねえ、あっいたいた!」
「なに?どこに?  あっホントだ。おーいおーい。」

このあいだ大阪梅田駅で知人と待ち合わせたが、ほとんど同じノリだ。
よく考えたらお互いに国際電話をかけている。
電波は一度タイから日本に飛び、日本から相手の携帯に向けて再びタイに送られている。
不思議というか、もったいないというか便利な時代になったことはたしかだ。

6人が揃った。
再会を祝して再び酒を飲み始める。
やがて飛行機の出発時間が来た。
機内に乗り込むと、あれほどたくさんいた日本人も韓国人もいない。
日本語の機内放送もない。
「なんだか外国に行くみたいだね。」
と言ったら、みんなが笑いこけた。


8月4日(月)
中部空港発、バンコクでトランジット。
バンコク発、イスラマバード着。
市内のホテル泊。
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