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2024年04月02日09:17

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朝ドラ ブギウギ。

最近の朝ドラは、実在する人物をモデルにすると、
ある程度本当の人生をなぞってしまうので
波乱万丈が無い時代になってしまうと、ハイハイよかったよかったと
番組終了ってな事が多い感じがする。
本当の本人のダメだった性格描写や、子孫が観ると怒りそうなシーンは
やめとこうか、って感じで。

あと、近年、登場人物がだんだん少なくなる感がする。
今回も後半にかけて新しい人物は変わったマネージャーと
お手伝いさんのベテラン女優さんだけって感じで、
ちょっと貧相な感じが戦でもない。
後半、
美空ひばりか江利チエミがモデルの若い歌手が出てきて
どう描くかな、と思ってたら、昔の先輩の娘という巧い設定で
出演させたりで、当たり障りのない展開にしたりで。

今回の主人公は
両親が俳優なだけに、演技上手は申し分ないが、
はやり関西弁がいまいちだったなあ、と。
どうも、吉本新喜劇の芸人が喋るタイプの
”劇場に田舎から来た団体客にもわかる関西弁”ってな。

明石家さんまが全国区になれたのは奈良のゆるい関西弁だったから、って話がある。

関西弁で思い出した話だが、
鴨方高校に行って、倉敷より西の方面の岡山弁しゃべりが
ちょっと違うなあ、と思ったりで、
関西の中でも京都は別格だが、色々違うだろうな、
その差が関西の人はわかってるんだろうな、とか。

劇中、歌手なので戦時中に地方巡業をするシーンがあったが、
田舎に行くほど、食事が◎なので
東京の劇団や芸人さんは積極的に廻ってた節がある。
作家の山田風太郎が、疎開先の長野に、
前進座が来て賑わっていたという話を戦中派不戦日記に書いてる。
うちの父方の祖父は戦時中に名古屋の三菱工場で働いていて
水島に移動させられて帰ってきた時
「あっち(名古屋)は飯が悪かった」と言うてたと。

戦後、映画産業が復活して、ロケで地方に行って食料調達して帰ってたそうだが、

帰宅中に警察の検問に引っかかると食料は取り上げられるのを防ぐために
食料をフィルムケースに入れて東京に持って帰ったそうで
「これは撮影後のフィルムが入ってるので開けられません」
と言ってたそうで。

後半、誘拐未遂事件の取り調べ室のシーンで、
捕まった犯人に警察が
特上の卵とじのトンカツを出したのが、
とんでも分厚い肉の断面が映って、そんな分厚い豚肉が、あんな時代にあるわけないわ、とか。まだ豚肉自体珍しいのに。

浪花千栄子さんのドラマは、
劇団の時の話がほとんどで、途中から一部の関西の俳優の喧嘩シーンが
嫌になって観るのをやめたが、
過去の名優や歌手を主人公にすることは◎だと思うし、
戦前戦後の詳しい生活描写もNHKならでは、と思う。
昔、大河ドラマだったかで「♪オッペケペー」の川上音二郎と松井須磨子
を主人公にしたドラマがあったが、
だいたい朝ドラは女性の主人公なので、
もし描くのなら、
関東だと李香蘭、(単発ドラマはたまにある)越路吹雪、ペギー葉山さん
関西だとミヤコ蝶々とかやったら面白いかも。
特にミヤコ蝶々さんは、ヒロポン中毒〜克服の酷い時期があったので。

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