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2023年12月08日17:54

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敵、というのが話が通じるのかっつうたときに

利害が絶対一致しないような、何なら価値観が違うような相手であって
「そういうのと話しても時間の無駄」とか「相手を尊重するなたら戦うべき」とかといったソレもまあよく聞きますが
感情的であれ、いやさそのうえで理性的であればこそ、「自分と立場の違う相手」と対話するということそのものに、
まあヒロインや賢者みたいな人であれば価値を感じていきたいところ。

土曜日はイース、悪太郎氏GM。ものすごい非人道施設のボスとこそ一番話できる……の巻。

前回、イース島に赴き、レジェンドヒロインなどとであいながら、
これから挑むダンジョンの入り口に陣取ってる、偉い強い毒を撒いてくるイキモノと交戦して、
だいぶリソース削られちゃったところまでやったパーティです。

向かう先は、
本来神殿であったところを改造して、
人間同士を憎み合わせたり苦しませたりすることで
邪族の発生を研究しようと言う施設。
もちろんひどいんですが、一応邪族も生存をかけた研究をしているのは事実。
今回知り合いがさらわれていることもあり、生存競争としては、もちろん止め立てするしかないところですが、
「相手の都合」を哲学的に想像できる生物としては、共存とはいかなくても、両立を可能とできないものか、考えるところですが…

見張りの邪精霊なんかを取り逃しつつ(そもそも積極的に攻撃したいわけでもないのですが、隠密手段に乏しいパーティでね…)、
結構バレバレで奥に進むと、
施設長の()とお話しできます。
どのようにすればどのように効率的に人の負の心を引き出し、どの程度一族を増やせるか、を
ほんとに興味もって研究してる異種族の学者風で、
倫理的な部分の共有は難しいようでも、「未来についてフラットに考え、進もうとしている」ような志向は共有できそうなくらいお話ができる感じを勝手にうけ、ちょっと実りを感じます。

とはいえ、しかし今回の施設解放については瞬間的に敵対しなければならないことの合意はとれ、
会合の場にレーザーをばら蒔かれたので、
一旦部屋の入り口まで撤退。

進入禁止区画にはちょっと行きにくくなっちゃったので、別のルートを探索していきます。
薬草二つをポーションにできそうな薬剤室、居住者の寝泊まり部屋など浚っていき、
資材(人間)の、一部管理・実験施設へ。

ケガよりは、「負の感情」の励起作業のために、ほとんど意欲そのものが奪われている囚人たち等を見つつ(助けようとすると、負の感情それ自体を材料にして強そうな敵がオートでポップし、ちょっと手が出せない)、

そのさきで、ap15くらいあってダメージなかなか通らない蜥蜴などと一戦…交えようとしたのですが
一緒に出現した牛頭人身の兵士などとともに、
一体を除いてばーっとバーサーク等し始めるもんで、たまらず一旦また退却。

しかし、その中でバーサークしなかった一体にその後声をかけられ、
鍵のかかる安全な部屋というか牢を貸してもらえます。

彼の曰くでは、
魔王ダームの復活が、邪族を「邪族らしく」駆り立てる余波を生んでおり、
もともと邪族として矜持のある上異種や長生種ならともかく、
兵卒レベルなら、だんだん人間がいる世界に適応しつつさえあったものが、
人間の負の感情をあおることも含め、攻撃的で暴力的な「かつての姿」に、還ってしまう。
本来友であったはずの人間を閉じ込め、自ら拷問にかけた挙句にたまに正気(?)に戻るという
大変にキツイ環境にあり、友を殺したことに折り合いをつけられずにいる様。

自分たちの負の感情だって自分たちの生存に流用できるのかもしれませんが、
今のところ、なんというかこの環境に「嫌気」があるのかな、という感覚に従ってなのか、助けはしないものの、消極的に我々への攻撃をこうして止めてくれたのだということ。

まあ、彼も戦士ですし、いつまでも人間じみた志向を持っていてもつらいだけというか、なんなら精神に異常をきたしてしまいかねないですから、
戦うことになったら命を懸けて戦う、というようなことは言うのですが……


その後、ほかの牢で、おそらくひどい死に方をしたのだろう女性の霊が、「排水溝に大事なものを落とした」ようなことをメッセージで伝えてくれるので、廃棄処理場で敵と戦いつつ汚物にまみれて探索をしたところ、邪族の波動を浄化する「ブルーネックレス(詳細が判明したのはずっと後ですが)」を入手。

牛人間たちはとりわけ、言っちゃなんですが「ランクが低く」、バーサークしてきた個体も「友人を虐待死させてしまった」流れはやっぱりあるようで、
休憩所にいるバーサークしてきた個体を麻痺光線で無力化することに成功できたところで、
このブルーネックレスが威力を発揮。
なんなら逆にかわいそうなくらいですが、捨てたはずの人間性が返ってきちゃって、苦しみ始めます。

帰ってきちゃったんじゃヒロインはもうこいつを殺せねえよ。
人間性を取り戻させることのほうがよっぽど残酷かもしれませんがそっちの方向で話を進めます。

結果、このネックレスがあれば、ダームの波動がこようが彼らは正気(?)を失わずに済みそう、という話になり、
虐待などしたくなかったはずの人間たちをこの施設から解放し、逃がすことに協力してもらえることになりました。
厳しい選択をさせてしまった。


その奥には、ちょっとしたドラゴンと人間を戦わせたり、人間同士で傷つけ合わせる施設が広がっており、これを黙らせる戦闘に挑んだ後、その実験場だった透明ケージに溶岩が流れ込んできてちょっとピンチ。
結構どうしようってことになったんですが、
ここで我々を外に出すスイッチを押してくれたのが
なんとここまでさんざんに我々に嫌がらせをしてきた、敵役の剣士。
すげえ不機嫌です。
なんだ?(お礼というか今回についての親愛は示しておくけれども)


我々の第一救出目標である「以前お世話になったおばあさん」が椅子に縛り付けられている部屋に出入りして、なお不機嫌であり、
あまり何も話さず去ってしまいます。

のちにここのボスに聞いたところ、あのおばあさんを「丁重に扱え」と言い含めたのは誰あろう剣士さんなのですが、
この「丁重」が邪族施設長のボスに慣用句的に受け止められて、施設中の人間が発した憎悪を全部ひとりで吸収するメイン実験対象にしてみた
みたいなことに意図するところなくされてしまって…
ということのようです。
敵役だからただその流れにキレるわけにもいかないし……というところなのかな。
彼とパーティを組んでタクトがあるという先輩NPCの曰くでも、「女神の作ろうとしている世界のいびつさに必死であらがっている」みたいなモチベーションがあるとかないとか、ということを初めて聞けもし、ふーむ、彼も複雑な立場ではあるのでしょうが……。
ここまでがここまでだったというのはありますがねえ。


憎悪集約機と化したおばあさんは、まだ正体のわからないブルーネックレスでは浄化しきれず。
彼女と直接縁の深い、先輩NPCをお呼びしても、このまま彼女に引導を渡すしかない、なんて言い出しますが、ここでまず、我々が「ブルーネックレス」というアイテムをもっていることをそもそも指摘してもらえ、「知」の領域の魔法とのシナジーがあればより強力な浄化が可能になるかも、という提案をいただいたので、それはちょっとしょうがない、ちょっと後回しにするしかない。
ひとまずこの施設を掌握すべく、こちらの区画のボスと対決。

「攻撃がヒットした回数分、分身する」という特殊能力があるボスで、
初回はほんの1体に絞れたんですが、2回目にちょっとお粗末なダイス選択をしちゃってバーっと3体くらい増えられちゃったり、
そもそも最初にかけていくバフの選択をもう少し精査してもよかったねーなど
ちょっとしたものが積み重なってこれも結構消耗しちゃったんですが、

ともあれこの区画の開放に成功。


奥に、もともとイース島の神殿施設であった名残みたいになってる空間があり、
そこに「知」の杖が突き立っておりましたので、
これをもっておばあさんを浄化することにも、これまた成功。

いかにもひどい有様になっている人間の捕虜たちとも邂逅し、
「息子は生きているか、生きていたらこれを息子に渡してやってくれ」とマジックアイテムのアクセサリを託してくれる死に際おじさんに
「息子さんは元気だよ、必ず届ける」とウソを言うしかなかったり(すぐ隣でこれもかわいそうな死に方をしている)、
つらい流れもちょこちょこありますが、

ひと段落かというとそうでもない。立ち入り禁止区域に入れずに逃げてきたからの現状ですし、
数百人からの捕虜がいると思しい、という占い情報に比して、現在解放できたのはせいぜい数十人です。
リソースもだいぶ減りましたが、まだまだやることはある……!!
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