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1駅乗って、
初狩に来ました。
緩やかにカーブした島式ホームの駅で、
ホームの中央には小さな段差があって柵が設置されている箇所もあります。まあ一見ではごく普通の駅なのですが、
上り方面側のホーム端部から先を見ると線路が複雑に絡み合っていて、
下り本線の一段低い外側にも架線が張られた線路が敷かれていたり、
上り本線の向こうには側線群が広がっていたりもします。実は・・・この辺りは勾配があるので、かつては本線から分岐した平らな場所に駅のホームなどが設けられ、列車はスイッチバックで出入りする構造の駅だったのですよ。現在は本線上にホームが設置され、この側線群はスイッチバック時代のホーム線路を転用したものだそうです。
ホームの中央辺りにある階段を下りて、
通路で上り本線の下をくぐり、
構内踏切で側線群を渡ると駅舎に行けます。
構内踏切から眺めた本線方面側、
反対側には保線用車両などが停まっています。
駅舎側から構内踏切を振り返りました、確かに現在のホームは勾配上にある様に見えますね。
駅の外へ、今は無人駅になっていますが良い雰囲気の木造駅舎です。
ん?自転車置場の前に何やら・・・
黒猫さんが寝ていました、いわゆる駅猫でしょうか?
駅前には山本周五郎の石碑と、
火の見やぐらがありました。この火の見やぐらは鉄道の架線柱を転用したものっぽい気もします、根拠はありませんが。
かつてスイッチバック駅だった側線群に沿って歩いていくと、踏切が現れました。
踏切から眺めた本線方面側、
南側へ進むにつれて雑草が増えていきます。
踏切から終端部方面側は雑草に埋もれていました・・・もう長い事この踏切より奥に車両は入っていないのでしょう、しかし架線は張られています。
少し進むと側線群は川?水路?を橋で越えています、
道から離れていますが遠目にも橋台が古そうなので駅の開業当初から使われているものだと思われます。
さらに進むと道は側線群のすぐ隣に沿いました、
終端部が見えましたよ!
この辺りは線路内に花壇や家庭菜園が作られ、
野菜などがなっていましたw
終端部を回り込んで、
今度は側線群の反対側を本線方面に向かって歩きます。
鉄路柵もすっかり植木鉢の棚と化していましたw
音がしたので振り向くと本線を走る列車の姿が。かつてホームがあったこちら側とはかなりの高低差がついています、確かに昔ならこの勾配区間にホームは設置できませんね。
水路を越えると、
先ほどの踏切に出ました。
踏切を渡らずに反対側へ進むと、道の上を本線が越えています。
ガードをくぐると黒と黄の縞模様に塗られた柵がありました、これって踏切柵ですよね?
その奥には線路が!
反対側を振り返ると、
道の反対側には終端架線柱とコンクリート製の車止めが設置されています、雑草に埋もれて見えませんが、向こう側には線路がある様です。かつてはその線路がこの道を踏切で越えて、先ほどの線路と繋がっていたのでしょう。しかし何のための線路だったのでしょうか?
車止めの向こう側方面に行くと線路が見えてきました、
これは駅に着いた時にホームから見えた、下り本線の一段低い外側に敷かれていた線路ですね。帰宅してから調べたのですが・・・駅の南東側には線路に敷くバラストを生産する砕石工場があって駅から専用線が伸びており、新宿方面から来た貨物列車がその専用線に入る際には、一旦この線路に頭を突っ込んでからスイッチバックして入るとの事でした。
という訳で駅に戻ってきました。
歩き疲れたので駅舎内のベンチで休もうと中に入ったら、駅を出た時にいた黒猫さんが今度は構内踏切で寝ていました。
少し休んでいると保線車両が出てきましたよ、黒猫さんはうるさそうにどこかへ行ってしまいました。
列車は構内踏切を通り過ぎてすぐ停止、
ポイントが切り替えられてから折り返して別な側線に入っていきました。
別の保線車両も動き出したので、今度は構内踏切を渡った側から見物。
通り過ぎてから再び駅の外に出ると、
また黒猫さんがいました。
気ままですなあ・・・
ホームに戻り、上り列車に乗り込んで大月へ。
宿に入ってから、
ほうとうで夕食♪これにて旅の初日は終了です!
つづく・・・
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