mixiユーザー(id:7410632)

2022年10月06日17:26

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9月の。

9月に観たのは『ウィドウ 怪物の森』のみ。

●『ウィドウ 怪物の森』
数十年間で300人以上が失踪して居るレニングラードの森。行方不明の子供を探すためにレスキュー部隊と、彼らを取材中だったジャーナリストがこの森に入る。彼らは森の中で全裸の老婆を発見し、病院へ搬送しようとするが森から出られなくなり……。
まぁ、うん、ブレアウィッチのロシア版パチモンだね。アレとは比べモノにならないくらいご親切に全部説明して呉れるのでよく云えば安心して観て居られる、悪く云えばまぁあんま怖くない。ヘッドカメラの映像もあるけどブレアウィッチほど画面は揺れないので気持ち悪くもならず、そっちも安心。
懐中電灯の明かりのみの闇の中、仲間があっち向いて佇んで居て呼んでも無反応。近づいて肩に手を掛けるとゆーーーーっくり振り向いて……みたいなシィンは幾つかあって、それはまぁまぁ怖かったかな。救助隊と云う『プロ集団』が極限状態で次第に取り乱してゆく過程もよく出来て居たと思う。でもね。
悪霊がアンドレイの姿を借りてビクトリアをゾーヤの家に導いたのは、ゾーヤを黒幕と誤認させるためなのかしら?こう云う感じの流れは他にもあったけど、そう云う企みなのだとしたら理路整然とし過ぎてて其処も怖さを減じて居る一因かもね。狡猾と云うより普通の人間ぽいのよね。思考パタァンが。
悪霊にはもっと「何考えて居るか判らない」「思考が読めない」ブッ飛んだ部分が必要だと思うのよ。得体の知れなさと云うか、異質さと云うか、『絶対に判り合えない感』て云うか、そう云うのが。トコロドコロいいトコもあっただけに、そう云う根柢の部分での恐怖のパワー不足が残念ではあったかな。
本家『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』はその辺よかったのだよ。アレ何考えて居て何がしたいのか全く判らなかったもの。或いは別の例としては貞子。あれ「弔って欲しいのね」て思わせといて実はそうじゃなかったって云う梯子外しがいい恐怖を生んで居たよね。そう云うのがあれば……て思った。
主役ぽいジャーナリストがいい性格して居て、人を殺して仕舞い憔悴した人に「殺人の感想は?」て聞いたり、一行に人死にが出たアトだと云うのに「この謎を解けば私たち有名になれる!」が行動原理だったりね。「助かる!」じゃないんだ……あんま感情移入出来なかったな。ま人間臭いっちゃそうかも。
キャラとしてはアレクセイは好きだったよ。基本的に緊迫した面々の中、穏やかで優しくて、ふわっとした大きな感じのするキャラクタ。彼に救助されたら安心出来るなと思わせるような。まそんくらい?

●●●
まぁ、そんなんで。
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