「キャンプの楽しさ」がテーマの、同名テレビアニメの劇場版作品。
作品については予告編しか見ていなかったので、高校生だった主人公たちが社会人になっていたところに最初は驚きました。
しかし、ゆる〜いキャンプの描写は相変わらずで、見ていて心地良い。
この作品の裏テーマである「美味しい料理をつくって食べる」ところは、今流行りの言葉で言えば「飯テロ」かな?
作中では商品名がぼかされていましたが、カッ◯ヌードルがあれだけ美味しそうに見えたのは、映画「ルパン3世カリオストロの城」、「突入せよ!浅間山荘事件」以来ですw
見ていて、とにかくお腹が空いてたまらなかったw
主人公達が社会人になって、お金の使い方や行動範囲が広くなった反面、仕事や人間関係の難しさに悩むところに共感したり考えさせられたりしました。
キャンプ場を作るのに、どれだけ手間と時間がかかるのか?を描いていて、「世の中そんなに甘くないんだよ」と、リアリティを重視したところに好印象です。
主人公が必死になって企画書を書いて、上司を説得して、仲間と一緒に現場で汗をかいて、それでも上手くいかなくて…。
見ていて「あ〜、そういう事もあるよね…。」と、思いました。
ストーリーのテーマである「理想と現実のギャップを、どうやって乗り越えて行くのか?」は、世代や性別を問わず共感できるし、個性豊かな主人公達を思わず応援したくなると思います。
例えるならば、「大人になって見たら、初めて意味が分かる童話」。
拍手!
ログインしてコメントを確認・投稿する