謎のマダム(かどうかわからんが)バタフライは、
今朝も同じ標本箱のそばにいた。
どこから来たのか?
それは謎のままだが、
論理的に考えられるのはただひとつ。
13日のブログをみてもらったらわかるが、
ぼくはその日に終齢虫を捕獲してきている。
まだ段ボール箱ではなく、梅酒の瓶に入れていた。
そのアオムシが13日の夜に脱走し、
部屋のどこかでサナギになったとすると、
昨日で10日目。
少し早過ぎる気はするが、
羽化した可能性は否定できない。
この部屋のどこかに抜け殻があるのだろうか?
瓶を置いていた辺りを探してはみたが、ない。
さて、今日は青空。
「巣立ち」には最適の日だ。
別れの盃を交わそう。
もう一度スポーツドリンクを吸わせてから放そうと思い、
マダムをつまもうとした。
そしたらどうだ、
ひと晩でしっかり翅に力を蓄えたのだろう。
ぼくの手を逃れてパタパタと飛び回り、
開いていたガラス戸から外に飛び出し、
青空高くに舞い上がって行った。
あぁ、記念写真の暇もなかった。
でも、きれいだった。
鮮やかに巣立っていった。
よかった。
あの様子ならきっと元気に短い命を燃やしてくれるだろう。
ホントにマダムなら、
うちのレモンの木に卵を産みに来てくれるかも。
またどこかで会いたいな。
謎は謎のままだが、
ありがとう。楽しかったよ。
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