【個】有給休暇16日目 おろちループと木次線

5月10日(月)/

この日から桃井さんは墓参り、おいらは12日からの営業再開の準備で自宅待機予定だったが、緊急事態宣言延長になり一緒に行く事になった。
今回は息子が車を出してくれて3人の珍道中となりました

2人はコロナ渦を気にして夜行出発、墓参り後とんぼ返りの強行軍を予定していたが、おいらの提案で急遽温泉旅館を予約して1泊旅行となりました。

菩提寺は島根県江津の山の中、廃線になった三江線の近くですが、奥出雲を訪ねてから行くコースをプランニング。
とはいえ、下調べ無しのぶっつけ本番。
道を間違えたりしたが、これが功を奏し奇跡が起こるのです




中国道〜米子道と進み蒜山SAで昼食と思ったが、ふざけた内容に落胆し、下道に賭けてみる。
道の駅｢奥大山｣。メニューに
｢とりあえず仕方なく期待せずに来られた方が多いと思います。見事に期待を裏切ります｣

頼んだのは｢猪骨ラーメン｣
あっさりした猪骨スープに煮込んだ猪肉·焼猪が乗り、野菜も地元産。
見事に裏切られた880円也。
｢大山地鶏唐揚｣は地元椎茸粉末を混ぜて揚げてあり、5P·430円とは思えん旨さ
特産品のブルーベリーのソフトも濃厚380円、久々当たりの道の駅でしたぞ

旅館チェックイン前なので、わりこそば五枚(1430円)をシェア。
映画｢砂の器｣の舞台、亀嵩駅にある｢扇屋｣に立ち寄り。
旨い出雲蕎麦に息子が感嘆。たまにはほんまもん食えよ
顔パネは森田健作？(笑)




(写真説明·コラージュにしたら順序バラバラ)
木次線出雲横田駅·おろちループ
備後落合駅·山肌を走る列車·おろちループ

三井野大橋·1駅乗ったきっぷ·スイッチバック駅出雲坂根駅(スイッチバックは反対側、上に見えるのはさっき居った三井野大橋)

木次線と芸備線が落ち合う｢備後落合駅｣。全ての列車がここを起点·終点にする、構内が広く線路も多い駅ですが｢無人駅｣。
三方向に向かう列車折り返しが全て合わせて一日11便しかないのに、14:33〜14:38は3本が勢揃いする。
これを見たいが1時間半もあるので諦めておろちループを見に行く。

<おろちループ>
区間長2,360m、区間標高差105m、最小半径100m（1重目）、200m（2重目）の二重ループである。二重ループ区間は、標高の低いほうから順に坂根トンネル、新紅葉橋、冷泉橋、雲龍橋、平家トンネル、雲上橋、新三国橋、新平家橋、三井野大橋の7つの橋と2つのトンネルで構成されている（三井野原道路全体では坂根トンネルの坂根側にある下から延命橋、坂根橋、砂鉄橋、鈩橋と三井野大橋の三井野原側にある稚児が池トンネルを合わせて11の橋と3つのトンネル。
また、新平家橋と三井野大橋の間の内側ループ側に「道の駅奥出雲おろちループ」が設けられている。

道の駅｢奥出雲おろちループ｣
写真を撮りながら景色を眺めていたら、山肌を走る木次線1449Dを遠くに発見
一日3便(6往復)しか走っていないヤツに出会うとは、道に迷ったから見れた奇跡だ〜
興奮する3人につられ、居合わせた人も携帯を必死こいて操作するねん(笑)

スイッチバックの出雲坂根駅に立ち寄り、近くの農産物直売所できのこを物色。

｢出雲横田駅｣は民間委託されていて、隣の｢亀嵩駅｣までのきっぷを発券してもらう。
なぜならまたまた偶然。7分後に1462Dがやって来るから
息子は車があるのでやむなく断念
亀嵩駅下車時、ワンマン運転の運転士に頼んだら快く回収せず記念にくれて、息子のお土産や(笑)

蕎麦食ってホテルに17時頃到着。
奥出雲町の三セクが経営する｢亀嵩温泉·玉峰山荘｣
こじんまりとした宿で、客室は掘りごたつがある。
町民向けの温泉施設併設で、サウナ·露天風呂、別料金だが砂湯もある



夕食は｢梅会席｣をいただきます
<食前酒> 仁多米甘酒
<先付> 胡麻豆腐琥珀ゼリー掛け
<造り> 鮪·鯛二種盛り
<蓋物> じゃがいも饅頭鼈甲餡掛け
<蒸物> 茶碗蒸し
<台物> 山王地鶏すき焼鍋 天祐卵
<op煮物> のどぐろ煮付 季節の山菜
<op蒸物> 特産椎茸と地野菜
<揚物> 天婦羅 海老·鱚·地野菜
<食事> 仁多米·赤出汁·香の物
<デザート> 苺ムース

お酒は仁多米の飲み比べを

基本料金一人10300円(オール込み)に3人の飲料代·op料理を加え37950円とリーズナブルなお宿。

桃井さん
｢やっぱ、あんたは私だけの添乗員や。連れて来て良かった｣
息子
｢親父、なんか分からんけど凄いなぁ｣
だとさ