無言歌は続く

　今宵一枚目の音楽は　クリュイタンス・コレクション
　ムソルグスキー　歌劇「ボリス・ゴドゥノフ」 三枚組三枚目

　物語は破滅へ近づく

　今宵二枚目の音楽は　CD30〜31
　フンパーディンク:歌劇「ヘンゼルとグレーテル」

　ヘンゼル…イルムガルト・ゼーフリート
　グレーテル…アンネリーゼ・ローテンベルガー
　魔女…エリザベート・ヘンゲン
　ゲルトルート(母)...グレース・ホフマン
　ペーター(父)...ワルターベリー
　眠りの精、露の精...リゼロッテ・マイクル
　お菓子になった子供たち...ウィーン少年合唱団

　ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団　1964年

　風が吹く　仕事はできん　と云ふことでのんびりラジオをきく　10時ちょっと前　そうだ　じゃがいもの肥料を買っておこう　と云ふことで農家のお店に出かける　ジャガイモ専用肥料に　ジャガイモ専用の薬　防腐剤だね　それに土の中専用の殺虫剤　30分で帰ってくる　冬野菜には農薬は使わないが　夏野菜には虫が出るので最低限必要だ　昼になる

　太麺のラーメン　本来はつけ麺　単純にスープを伸ばして普通のラーメンにする　ニンニクを追加する　と思ったらこれは昨日だね　豆乳があったのでシチューを作った　午前中平野レミさんが出ていた番組で食パンを使えばトロトロする　と云ふことで　じゃがいもと玉ねぎを加えてコトコト　魚肉ソーセージとベーコンを二枚　ブロッコリー　藻塩となんか入れたな　味はそこそこ　豆乳なので味があるのでそれなりにおいしい　パンも一枚分は入っている　それにヨーグルト自家取れ果物入り

　午後もすることはなし　のんびり午睡　番組表を見ていたら　昔のドラマがあったので見る　新吾十番勝負2　10番勝負だが3部で終了　視聴率が悪かったかな　お茶を飲んで3時から暴れん坊将軍　こっちも面白いが　新吾十番勝負で出ていた岡田奈々は青春時代の憧れの人だったかも　彼女は初期に歌も歌っていて　お宝レコードもある　廃盤レコードだけれど・・・

　夕飯に昨日の残り　タイはほとんどなし　大根とにんじんを食べる　それに糠サンマ　北海道から送られてくる　これがまたうまい　内臓と頭はなく糠漬け状態の冷凍でくる　糠を洗い流して焼いて食べる　なんとなく味がついているのでそのまま食べることができる　当然焼いて　たくあんにご飯味噌汁　たくあんは4、5枚　小さい　

　花に嵐か　こんなのがあるね

　誰か再び花咲かん　あただ夢の間の　露の身に
　みめがよければ　こころもふかし　花に匂ひの　あるもことわり
　此春は　花にまさりし君持ちて　青柳の糸　みだれ候
　花に嵐の　ふかばふけ　君のこころの　よそへ散らずば　

　高三（たかさぶ）隆達の作った小洒落た歌だね　花にまさりし君　か

　さて風が吹いて飛んでいったものあれば飛んできたものあるだろう　世の中にはゴミが多い　街の人はゴミは捨てる　邪魔だし　腐るものさえある　百姓はこう考える　ゴミは腐って堆肥になる　ゴミは貴重品だ　我が家では生ゴミは裏のゴミ捨て場に捨てる　そこには枯葉が大量に掃き込まれている　毎日飲むコーヒーのカスもここに投入される　二、三年に一度これを天地返しをする　ゴミ捨て場の隣に移動する　枯葉や卵のカラ　魚の骨等々　生ゴミが見える　しゃべるでこっち側から向こう側へ　だんだん黒い堆肥が出てくる　一二時間かかる　カブトムシの幼虫も出てくる　それらもみんな向こう側へ移動させる　小山となる　これをまた二、三年置きっぱなしにして堆肥となる　腐葉土とも云ふ　
　堆肥腐葉土になるには五、六年の月日を経ねばならぬ　ミミズも大量にいる　ミミズのいつ場所を壌土とも云ふ　ミミズに好む土のことだ　ミミズにいない畑が増えた　化学肥料と農薬　昔糞尿は貴重品で　水でさえ　何かを洗った水は捨て捨てずに亀ににとっておいて　野菜の根元に与えたりしたものだ　風呂の水でさえ翌日に取っておいて　汲んで畑に運んだものである　世の中に捨てるものなど何もなかった　全てが土に還って再び蘇る　昔は自然の摂理に従った生き方をしていたものだ　今はどうだ　捨てるものばかり　食品パックにビニール袋　削減しなければ　と云ふそばで大量に使われている　人間はつくづく自暴自棄な生活をするな　つくづく自分の生活は豊かだなあ　と思う次第である