ミッドウェイ　

「ミッドウェイ」(19) 　アメリカ ／ 中国 ／ 香港 ／ カナダ
監督ローランド・エメリッヒ、脚本ウェス・トーク、撮影ロビー・バウムガートナー
出演　エド・スクライン、パトリック・ウィルソン、ウディ・ハレルソン、ルーク・エヴァンス、アーロン・エッカート、豊川悦司、浅野忠信、国村隼、ランディ・クエイド

エメリッヒだからと、期待せずに見に行ったら、けっこう良かった。
ジョン・フォードが出てきたのには、びっくり。
確かにミッドウェイの映像は、軍の映画班として撮影しており、負傷もしているとのこと。

安易なヒロイズムに陥っていないのは、訓練で空母からの離陸時に事故を起こして命を落とす、おびえた兵士の姿も描いていること。
日本軍の戦闘機に乗った兵士の姿も描いており、モノを撃墜するのではなく、人と人とのたたかいだと認識させている。
爆撃で火災を起こし航行不能になった艦船から退避する日本兵と残る艦長の姿も描いている。

米国の暗号解読が、戦況を優位に進めるのだが、その暗号解読にあたったのが、楽譜の読みやリズム感に長けた軍楽隊の人たちだったという。

戦闘場面の迫力もなかなかのものである。

<【インタビュー】『ミッドウェイ』ローランド・エメリッヒ監督「戦争に勝者など存在しない」 ─ 日米海戦を中立的に撮り分ける意義とは the RIVER >
https://theriver.jp/interview-midway-roland-emmerich/