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2020年10月05日09:29

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映画・歌行燈&たけくらべ を見る


フェースブックにアップされていた、映画「歌行燈」を見る。
詳しい事は相変わらず調べない人なので良く解りませんが・・・。
東宝と新生新派の共同制作の映画の様です。

主人公の恩地喜多八:花柳章太郎
残念ながら生の舞台は拝見した事が有りません。新派を駄目にしたひとりです。
*誤解の無い様に、彼は自分の後継者に演技術も芝居のいろはも教えませんでした。
その代わり沢山の著作があります。

お袖:山田五十鈴
沢山の名舞台と名作映画を見せて貰いました。そしてその若き日の美しさ・・・「おさん茂兵衛」出来そうです。
能の「海士(あま)」の気迫の演技は凄すぎ! まさに【芸十夜】の世界。

次郎蔵:柳永二郎
自叙伝的な「新派五十年」(タイトル違うかも?)も読ませて貰っております。
舞台も晩年のものを見せて貰っております。邦画界の名バイブレイヤーですね。

恩地源三郎:大矢市次郎
この頃から「老け」役だったんですね。「明治一代女」の箱やの峯吉もみております。
後は、誰かの父親役です。 この人の本も読んでおります。

辺見雪叟:伊志井寛
舞台は、歌舞伎座の新派公演で「湯島」を見てます。主税でしたが「ニン」では有りませんでした。
TBSのドラマ「咲子さんちょっと」の父親役が一番印象に有ります。

宗山:村田正雄(初代?)
始めて見ました。二代目は、「たぬき」で志ん朝師に頼まれて「かっぽれ」を教えに行った時にご挨拶させて貰いました。
橘ノ圓(たちばなのまどか)師匠を好演した方の先代? 良く解りません。
全体的に「芸道もの」は、嘘くさくなるのですが、【海士】の舞を教える時の許しを得る下り・・・良いですね。


で、そのままにしていたら【たけくらべ】が見られました。
美空ひばりが主人公のみどりを演じていて凄い自然体でした。
天才を感じました。真如は、だれだか解りませんでした。
そして正太郎が若き日の市川染五郎(当代 白鸚)です。
樋口一葉の名作で読んでいたのですが、すっかり忘れてました。
美登利の姉の花魁の役が、若き日の岸恵子。これがきれいでした。
そして、近所の仕立て屋で駄菓子屋のおばさんが山田五十鈴。
花魁上がりと云う設定でしたが、それらしく見えました。

吉原風景で、明治の大門と鉄漿どぶと、跳ね橋を見せて呉れました。
若手の落語家には見て貰いたい一本ですね。

始めて知りましたが、大店の「角海老の大時計」なるものを知りました。
で、音楽が何処かで聴いた様な・・・NHKの初期の大河ドラマ「赤穂浪士」のテーマ曲と同じ様な・・・
担当が芥川也寸志で同じ人ですから、ぱくりに成らないんですね。


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|、値も高し不漁の年の秋刀魚焼く
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