個々の会社単位で公開特許を元に開発を進めても、並行して同じ技術開発を進める事に為りかねない。特許が権利の対価として公開を求めているのは、そういう無駄な開発リソースの浪費を防ぐ目的でもある。
それに今から開発して評価して、生産体制を整えてってやっていたら、簡単に3ヶ月程度は過ぎてしまう。
それなら、防護服メーカーが型紙を公開したように、完成品の製造資料一式を提供する方が、現状に即しているとおもうけど?
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■経団連、特許開放呼び掛けへ=オールジャパンでコロナ対策支援
(時事通信社 - 05月02日 09:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=6068882
経団連は1日、加盟企業に対し、新型コロナウイルス対策の技術を開発する企業や研究機関の支援に向け、特許などの知的財産を無償で開放するよう呼び掛ける方針を固めた。発起人のトヨタ自動車やキヤノンなどが幅広く賛同を募り、オールジャパン体制でコロナ診断・治療技術の迅速な開発を後押しすることを目指す。
連休明け7日にも、1400社超の加盟企業に文書で通知する。世界保健機関(WHO)が新型コロナの流行終結を宣言するまで、まん延を防止する技術の開発に限り、無償で特許を使えるようにする。
具体的には、例えば気圧差を利用して病院での感染拡大を防ぐ技術や、ウイルスの検査装置に使える特許の利用などが想定されている。
新型コロナは有効な治療薬・方法が確立されておらず、感染拡大を食い止めるための技術開発が世界的に急務になっている。だが新製品の開発では、他社の特許を侵害していないかどうかの調査や特許保有者に支払う対価の交渉が必要。知的財産の囲い込みは、開発の足かせになりかねない。
特許が無償開放されれば、企業などは診断・治療技術の研究や開発に専念でき、実現に向けたスピードアップにつながる。トヨタ、キヤノンのほか、日産自動車やホンダ、ニコンやコニカミノルタなど約20社が無償開放の意向を示している。
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