3.11。
釜石、大槌、陸前高田、気仙沼、浪江・・・・
旅でめぐった被災地の姿を改めて思い出す。
美しく生まれ変わった町もあった。
いまだ被災の色濃い町もあった。
政府やマスコミがどんなにきれいなことを言っても、
震災はまだ全く終わっていない。
亡くなった人だけじゃなく、
避難した人ももどってこないのだ。
もどりたくてももどれない人もいる。
放射能はコロナより恐ろしいのだ。
もどった人だって、
懸命に前を向きながら複雑だ。
新しく整備されたふるさとで暮らす、
ある高校生の言葉が胸を打つ。
「復興ではなく上書き保存」
昨年、
いわき市の飲み屋の親父さんに聞いた話も。
「いわきナンバー見ただけで東京の車は避けるんですよ」
コロナより放射能より恐ろしいのは、
この国の心ない人々かもしれないな。
無力な自分に一体何ができるんだろう・・・・。
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