mixiユーザー(id:3615898)

2020年02月28日12:44

35 view

お誕生日のご馳走

[あらまし] 同居母86歳要介護2パーキンソン病認知症状少々。

今日は満87歳のお誕生日なのである。

一ヶ月ほど前に、メモが置いてあった。
「誕生日にはうな重が食べたい。」

一ヶ月も前だったので、ちょっとビックリした。
2週間ほど前に、メモが有った。
「我らパーキンソン人にとっては、食べることだけが残された楽しみです。
(中略:食べたい物の羅列)
お寿司は毎日でもいい。」

どこの誰が毎日お寿司を食べられる生活なんじゃら。

思い出す。
昨年の誕生日は、握り寿司のリクエストが有った。
スーパーの握りで良いのである。
ちょっと良いのを買った。

ただ、誕生日の3日前に、蜂窩織炎がもとで38度の熱を出していた。
https://blog.goo.ne.jp/su-san43/e/2afee1a92fc8499b67f2dc003877fd2c
寿司なんか食っとる場合か?と思うが、
もともと食事に配慮したりする人ではなく、
寿司を食べ逃すと思うとご機嫌が傾いてクヨクヨするので困る。

それでお寿司を買ったのは良いが、やはり体調は良くないので、
夕飯らしい時間にちゃんと食べられなかった。
後で聞いたら、23時に介護士さんが来訪した時に、
泣きながらお寿司を食べていたそうだ。
切ないお誕生日だ。

しかし、介護士さんに対して「食べ終わったら呼ぶのでまた来てください。」と言ったのは
困ったものだ。
何をしていても中断してケアしてもらってください、と
繰り返し話しているが、
目の前に目的が有るとそれを敢行してしまう傾向が有る。
止められない。
自分でも止められなくて、戸惑うことも有るらしい。

そんな時、ドーパミンはどうなっているのだろう。
ドパドパ出ているのだろうか。



ちなみに、蜂窩織炎は10日ほど毎日、点滴に通ってやっと治した。
足の指の間の皮膚がただれていたのが原因だったので、
その後も2ヶ月間は毎日、訪問看護に入ってもらい足浴をしてもらった。

先日、当時のことを母と話したら、
10日間毎日点滴に通ったことは、「憶えていない。」と言う。
ひええ。
私は忘れられない。
毎日、母を車に乗せ、置いて行くと鳴いてしまうから犬も連れて、
クリニックに通った。
疲労から風邪を引き、それから3ヶ月は毎月風邪を引いた。参った。



今年は体調も良い。
しかし、昨年の反省が(私には)有るので、
うな重は昼食に準備した。

夕食に準備するのであれば、夕方に帰宅する際に持ち帰れば済むのだが、
昼食となると昼間に一旦帰宅しなければならない。
ご足労様でございますな、俺様。



母の「やりたいこと」の大きな一つは、料理だ。
数日前も「おうちでごはんがつくりたい」と言う。

包丁を使う。
ガスの火を使う。
湯を沸かす。
その間ずっと犬が足元につきまとう。
危ない。

鍋が重くて支えきれない。
大々的にぶちまけてしまう。
食べきれる分だけ作ったら良いからね、と何度も話しているが、
作るとなると鍋一杯に作ってしまう。そして半分はこぼす。

危ないから。
片付けもたいへんだから。
火事の危険も有るから。
と言っても、やりたいとやってしまう。

若い頃、自分の家が半焼した経験が有るという。
帰宅したら二階が無くなっていたのだそうだ。
それ以来、火事への恐怖が強い。と、言う。
言うわりには、火の始末が悪い。



食材を冷蔵庫に入れないようにした。
母が食材を見つけたら料理してしまうからだ。

私にとってひどく不便だが、私は本当に火事が怖い。
片付け掃除もたいへんだし、家も傷む。



「うな重が食べたい。」

その要望は、
「料理がしたい。」というよりは
叶えてあげやすいものだとつくづく思う。
0 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2020年02月>
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829

最近の日記

もっと見る