単に古いものばかりあるのではなく、今年賞を取ったという最新の文房具の展示もあって楽しいです。よく考えられた優れものがありますね〜。
結構狭い中、右にも左にも展示物が溢れていて、それなりの説明も付いているので見応えがあります。
タイプライターの歴史も辿れるし、芸術品とも思えるような文具がある一方、わたしの身長ほどもある大きな筆があったり、書が掛かっていたりで見所満載です。
わたしが感激したのが、壁に掛かっていた幕末三舟の手による書の掛け軸。
達筆過ぎて、学のないわたしには読めませんが、左から、勝海舟、山岡鉄舟、高橋泥舟です。上にある説明書きによると順にこう書いてあるそうです。
「林下有清福塵中無悟人」 海舟
「書束架琴懸壁」 鉄舟
「風月無渡邊塵外境」 泥舟
漢文ですので、適当にひっくり返してお読みください。
わたしは海舟ファンでもあり鉄舟ファンでもあるので、意味がよく分からなくてもただ嬉しいです。
こんなに充実した資料館なのに、平日の午後それも3時間しか開いてないからか、わたしが帰るまでついに他のお客さんは来ませんでした。この日はわたしが最初のお客でしたが、もしかしたら最後のお客だったのかもしれません。
今日は無料の施設ばかりを廻りましたが、どれもそこでしか見られないものばかりで、中身の濃い一日でした。
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