昨日・今日と根を詰めて校正したせいか、今日は当初、なんとなく気が乗らなかった。
でも来年度からの教養ゼミで読もうと思っている「庭訓往来」(中世・近世の教科書)の教材を準備していたら、だんだんとやる気がでてきた。
庭訓往来は、中世の武士から近世の庶民に至るまで、必要とした常識を手紙の形式でまとめたもの。このところ、ずっと建築の細かな部材の解説ばかりで辟易していた。
今日は樹木や果実の話。
樹淡(きざはし)・木練(こねり)はいずれも甘柿のこと。木練は御所柿の異名である事は知っていた。
柚柑(ゆこう)・柑子(こうじ)・橘(たちばな)・雲州橘(うんじゅきつ)・橘柑(金柑・きんかん)・柚(柚子ゆず)はすべてミカン科の仲間。
この各種ミカン、皆さんは区別つきますか?
僕が他のミカンと区別できたのは金柑ぐらいでした(^^ゞ。
中世の人は、これらのミカンを本当に識別できたのかなぁ。
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