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2019年06月05日01:24

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枯れる雨の音色は悲鳴の夢

弱者のふりをして潜伏する午後から目覚めてみても脈拍の脈絡を解くことも出来やしまい。琴線を靡かせるだけの心地良い風ばかりを求めてしまえばお前の姿から剥離する養分や排泄された空気も見逃し始める。気付きの喪失により楽にはなれるよ、ただそこまでして手に入れたい幸せなどあるものか?いつまでも愚鈍に身を裂かれる拙き求道者たれと思いながらももう駄目だ、雪が降るまでもなく雪辱すら温度不足で泥々で晴らせまい、野暮な道をちまちま歩けば理想の理性と野垂れ死ね。理解し難い迷彩を纏った心象で今日も黒色を描くだけ。黒煙が吸い込まれる雲とお前の肺がどこが違うと言えるというの?鉛筆が折れるときの喪失感でまた先端を削ることで得られる殴り書きの落書きが黒を飼育していましたよね、昆虫を素手で裂いたその手で給食を咀嚼しながら未来の四肢を伸ばそうと始業の鐘が鳴るのを待った。

せんせいなぜぼくらは手足が六本ないの?
業だけ限りなく多い存在だというのに
それを適切に処理して摘み取るだけの
もっとあまたの手足があったのならば
その本数を駆使して更にあの子をもっと
どうしようもないくらい凌辱しますか?

はやくこの目とこの耳を塞いで許して

一緒懸命に学んでしまえばいい、この空間に淡く繁茂する声なき傷口の咲かせ方と枯らせ方と供養のやり方が腑に落ちてくるような素振りが上達してくるまで、きみだけは守りたいなんて錯覚するほどに自分のなかで肥大する別個の小箱が砕けないブラックボックス鉛筆の芯は心臓すら貫けないまま身体中を刺す残る弾痕のよう不発弾となりぐずぐずと時間を濁すのに試験管の中の澱を救えないぼくが中絶した胎児とはどうやって向き合えばいい?

十字を切りながら身篭った苦い汁すら吐け飛ばせずに悪夢に蹂躙されるように祈るだけだ、薄汚れた真実からも目を剃らせている間に秒針の牙はより鋭角な目付きを刻む

死ぬまであんたのこと許さない

あの女の言葉がゆっくりと黄泉がえる

水たまりに身体を埋めて雨の音と破裂したい心は六月の六本の手足を持つ怪物を溺死させるに足る雨が降ることを願っている、最悪なシナリオをいつだって描くのに癒せやしない日々を叫ぶことで代償の逃げ道を断つのか確保するのか決めることすら出来ずに怯えている。身を守る毛皮も抜け落ちて一矢を報いる牙も抜け落ちた獣の面影がなんとかこの身を喰らって駆逐してくれることだけを懇願している。

次の番が回ってくればぼくの脆弱な生命なんかはきっと、、

神隠しに遭うようにきみの肌を求めて罪を重ねた
全部が嘘だったかのようにもっと愛して
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