mixiユーザー(id:2416887)

2019年06月01日01:46

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真空ラインとエアコンラインの違い

そもそも今回エアコンにこだわっているのは、
個人でガスライン引きたいっていう欲望があったりします。
私は、研究室で真空ラインから入っている人間なのですが、
正直に言うと、真空ラインのほうが管理が難しいです。
何が難しいのかというと、

油断すると通常空間の空気がラインに混入します。
大気圧よりも、ラインのほうが負圧なので、ラインのほうに入ってきます。
その分、エアコンなどのガスラインは、低圧高圧共に大気圧より上なので、
逆になります。ラインから大気に漏れるのです。
これが、H2、NH3、他毒性や可燃性だったら問題ありますが、
エアコンのR12・R134aはあまり気を使う必要はないです。
(R12はオゾン層破壊、R134aと次世代冷媒はCO2による温暖化を促進させるので漏れ漏れは厳禁です)
基本スローリークなので、減った分チャージすればOK。
ただ、問題なのは、これらのガスは水分を吸いやすく、湿度が高いとスローリークでもだんだん混入する模様。
そいつを対策するのがレシーバーで、あの缶の中に乾燥剤が入ってます。
異物除去と乾燥化をついでに行う模様。いやーおもしろいね。

つーわけで、ガスラインの肝は、
空気の分離と完全除去を徹底的に行なった上で、空気が入っていないキレイなガスをライン内で満たしてやることが非常に重要です。
それさえ出来れば、だいたい問題ありません。

でも、作業手順は間違えると、取り返しつかないこと多いので、これは次回説明。
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