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2019年05月02日11:24

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山陰遠征−53/若桜鬼ヶ城跡(その3)

若桜鬼ヶ城跡の最終回。
若桜鬼ヶ城は鳥取城、鹿野城とともに「因幡三名城」と称され、矢部氏時代の中世山城と木下氏〜織豊期城郭の遺構が重なり併存。
国指定史跡で「続日本100名城」にも認定されている。

さて、最終地点の「本丸」に到着。
ここは鶴尾山の山頂で標高は452m。
・・とは言っても、麓から登山道の標高差は約200mです。

・TOP左画像
「本丸」
「鬼ヶ城」は・・古くは「鬼山」と呼ばれ、鬼神が住んでいた事が名前の由来らしい。

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「天守台」
「本丸」の南側に石垣の「天守台」が築かれている。

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「建築跡」
山崎氏の檜扇(ひおうぎ)紋入りの軒平瓦や鯱(しゃち)瓦の胴部が発掘されている。
これらの出土品は「若桜郷土文化の里」で展示中です。

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「氷ノ山」
遠く東側には標高1509mの「氷ノ山」(ひょうのせん)が見える。
山頂部の尾根がちょうど兵庫県との県境になる。
夏場はキャンプ場、冬場はスキー場で賑わうリゾート地です。
まだ雪が残っている。

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麓の眼下を望むと・・
若桜は但馬(兵庫県北部)方面と播磨(兵庫県南部)方面に向かう街道がはっきり視認出来る。
西国に向う敵を確認するには有効な立地と言う事がよく分かる。

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下山ルートは城郭西側を選んだ。
ここも枡形虎口やなだらかなスロープ沿いに石垣が構築されている。

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↑(TOP中画像)
「六角石垣」
ここは山頂から北西方面の登城路沿いに築かれており、郭(くるわ)の形状から「六角石垣」(六角石崖)と呼ばれている。
山頂部を守るための拠点、敵を監視する物見として利用。
石垣は破却されず、ほぼ完存した姿を残している。

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登城開始から下山終了まで約2時間。
麓の登山口や外周には電線の柵が設けられており、野生の熊や鹿が出没するらしい。
入口に注意書きがあった。
ここは中国山脈のド真ん中だけに・・冬期は積雪で入山不可、段差や急勾配の山道等、山城探訪は色々な危険が伴うので注意を要する。
しかし、好天に恵まれ、ほど良い運動となり、山頂からの景色も最高!
中々楽しかった。
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